古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

住めば都

2016-06-05 08:37:03 | 日々の暮らし
昨日、友人と笹採りに行ってきました。9:30の出発です。

行先は山の中なのですが、誰かの持ち山で盗むことになってもいけないので
地元の同級生に連絡しました。

そうしたら以前、教えてもらったところは今年は笹が小さいから、違うところを
教えてやる、とのこと。
携帯電話での連絡がうまくいかず、車でのことなのでその友人のお宅まで足を延ばしました。

小さいお孫さんを見ておられるので、迷惑をかけないか心配していたのですが、
隣の家の若い方が、自分の子供と一緒に見ていてくださるようで、
友人が現場まで案内してくれて、笹を採るのも手伝ってくれました。

ここで驚いたのが、隣の家の若い方のこと。
街で暮らしておられたのだけれど、薪でご飯を炊いたり、ふろを沸かしたりする生活が
したいと、空き家を直して移住して来られたとのこと。

この大自然の中で、子供が遊ぶのはいいかもしれないね、と一緒に行った友人と
話しながらも、冬になって雪が積もれば後悔されないだろうかなどと、いらぬ心配をしていました。


首に名札をかけて、車で行ったり来たりしている方が「笹団子でも作られるのですか」と
話しかけてこられました。

京都大学の方で、ここの土地のあたりが、以前起きた鳥取県西部地震の
おおもとと考えられるので調査をしているとのことでした。
そういえば、先日のテレビでここらに地震のエネルギーが溜まっていると言っていたのを
思い出しました。

地元の友人がこの山を越えたところが、西部地震の時に大きな被害が出たところだと話していました。
そこは須山福留という地名で、友人の母親のお里の方も仮設住宅に入っておられたとか。

笹をたくさんに積んで満足しての帰り道、友人が笹巻をしてもらったお礼に
新しく出来たレストランがあるからお昼をごちそうするというので来た道と違う道を通りました。

こんな山の中にレストラン? と思っていたら、なんでも元茶畑だったところを松江の人が
買い取ってレストランと子供が遊ぶ広場と、木工細工をするところを始められたとか。

そこはすぐわかって、農協の給食センターの近くでした。
道路わきに横文字の看板があって、建物はそこからみえました。
山の中の道を少し入ったところにそれはありましたが、何とびっくり!

たくさんの車と人で、レストラン前には多くの人が開店を待っていました。
11:30の開店で、ちょうど看板を替えられたところでしたが、
その人数にびっくりして 帰ろうや、と引き返しました。

いつごろ出来たものやら、友人がこの情報をどこで手に入れたのかは聞き損ねましたが
こんな山の中にこんなに人が集まっていることに驚きました。
問題は継続だ、とここでもいらぬ心配をしていました。

また改めて食事を一緒にすることを約束して友人と別れました。
家に帰ったら12時過ぎ、ちょうどいい時間になりました。

午後になったら久しぶりの雨になり、笹を捌いて一日が終わりました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿