気勢を上げる中村県議(右から3人目)ら
統一地方選前半の4月3日告示、12日投開票で執行する県議選に向け、御坊市選挙区(定数1)から8選を目指す自民党現職、中村裕一県議(54)=熊野=の後援会事務所開きが1日、同市薗745、伊勢屋倉庫(小竹八幡神社前)で行われ、来賓や支援者500人(主催者発表)が参集。中村県議は「皆さんと力を合わせてふるさと発展へ全力を尽くす」と決意を述べ、圧勝に向けて頑張ろうコールで結束を固めた。
中村県議は「今、地方創生が大きなテーマで国、県、市町村がメニューづくりに取り組んでいる。そのひとつとして大学誘致を提案している。県立医大の薬学部設置は知事も熱心に取り組んでくれており、2021年開設の話も出ているが、もっと早く設置できるように努力したい。不足しているパイロット、航空技術者の養成大学、あるいは宇宙工学分野にも視野を広げた大学の誘致、医療系工学部も可能ではないか」と大学誘致に意欲を見せた。
日高別院を中心とした寺内町観光については「寺内町観光を盛り上げようという動きが出始めているのはうれしい。古い町並みを残し、生かしていくために皆さんの力をお借りしたい。いま、外国人観光客が増加しており、寺内町への誘客に取り組み、元気な町づくりにつなげたい」と外国人の誘客促進に力を入れる考えも示したほか「世界遺産級のものがたくさんあり、それらを磨いてアピールすれば多いに発展していける。皆さんと力を合わせて御坊市、日高地方、県発展へ頑張っていく覚悟です」と8選へ決意を述べた。
野村義夫後援会長は「8回目の挑戦になります。ふるさと発展に向け、引き続き活躍できるように皆さんのお力をお貸し下さい」とあいさつ。来賓の柏木征夫市長は「この4年間は100点満点。次の4年間も活躍していただけるようにご支援をお願いします」、坂本登県議会議長は「県議会のリーダー的存在。圧倒的な勝利を目指そう」、西本和明市議会議長は「郷土発展のために共に頑張りましょう」と支援を訴え、最後に頑張ろうコールで気勢を上げた。
4年前に出馬した民主党新人、齋藤麻希さん(38)=藤田町吉田=が先日の立候補予定者説明会に出席したが、再出馬については態度を明らかにしておらず、選挙戦になるかは微妙な情勢だ。
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