式典で畑中町長があいさつ
多くの人でにぎわう、振る舞いコーナー
由良町中区の古民家を一部改修した地域交流施設「ゆらっと紀州」が完成し、22日に内覧会が開かれた。町主催で、施設を運営する町地域交流協議会のメンバーら関係者が出席し、地域交流や新たな観光の拠点として地域活性化に役立ててほしいと期待を寄せた。会場では特産物の販売や餅まきも行い、多くの人でにぎわった。
本宅で行われた式典には町、町議会、交流協議会のメンバーでもある地元区長、町観光協会、NPO法人由良わくわく塾、ゆらつくらん会の関係者、来賓として冨安民浩県議、県の大学のふるさと事業で由良町と締結を結ぶ摂南大学の関係者も出席。
畑中雅央町長が施設の概要を紹介し「原さんから頂いた土地・家屋をどうやって利用していくか、町職員のプロジェクトチームで考え、その一端が特産物の販売です。門前・中・畑の地域と地域外の人たちとの交流、協定を結んでいる摂南大学の学生らとの交流、観光PRの拠点になれば。気軽に利用していただければ幸い。皆さん方で盛り上げ地域の活性化に少しでも役立てられたら」と式辞。
玉置一郎町議会議長も「由良町は醤油、味噌、ゆら早生の発祥の地です。ゆらっと、この由良に来てもらって、ここで紀州を感じてもらえるような施設になって頂くことを心の底から望んでいます」とあいさつ、来賓の冨安県議らも祝辞を述べた。
続いて、施設の名称を町民から公募し、「ゆらっと紀州」を選択した人の中から抽選で5人が選ばれ、出席した3人に畑中町長から特産物が贈られた。
この後、内覧会に移り、本宅、産品販売所などを設けた長屋門、庭などを見学。新たに設けた産品販売所ではミカンやワカメなど特産品を販売したほか、駐車場では漁師鍋、わかめ寿司、たちうおバーガー、たこめしなど特産品を使った料理を来場者に振る舞い、最後に餅まきで新たな施設誕生を祝った。
築100年以上の古民家(家屋の面積360・66平方メートル、土地4万5052・65平方メートル)は平成23年1月に原三郎氏から町に寄贈された。国の過疎集落等自立再生対策事業などを活用し、昨年11月から長屋門の改修工事などに着手、今回の工事で長屋門(面積110・61平方メートル)には産品販売所や事務所を新設、敷地内に公衆トイレ(40・74平方メートル)も新設したほか、長屋門前の駐車場(833平方メートル)を舗装整備した。
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