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美浜町長・町議同時選 きょう(7日)告示 〈2023年2月7日〉

2023年02月07日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了に伴う美浜町長(任期満了3月3日)と、町議(同2月13日)の同時選挙は、きょう7日に告示、12日に投開票される。町長選は、現職・籔内美和子氏(60)=浜ノ瀬、1期目、無所属=と前職・森下誠史氏(67)=三尾、2期、無所属=が立候補を表明しており、前回がっぷり四つの激戦を繰り広げた両者の再決戦が確定的となった。町議選(定数10)は、現職7氏と新人5氏が立候補し、2人超過の少数激戦となる公算。2月6日現在の有権者数は5806人(男2689・女3117)。

 町長、町議とも立候補の届け出受け付けは、7日午前8時30分から午後5時まで役場で。投票は12日午前7時から午後6時まで、松原地区公民館など町内6カ所で行う。開票は午後7時30分から地域福祉センターで行い、午後8時から30分ごとに発表する。
 期日前投票は、8日から11日までの午前8時30分から午後8時まで、役場2階会議室で行う。
 町長選には、現職・籔内氏が昨年6月議会の一般質問で、2選目出馬を表明。以降長く無風状態で無投票かと見られたが、告示日1週間前になって前職・森下氏が出馬を表明し、突然の選挙戦突入が決まった。前回、新人対現職の一騎打ちを繰り広げた両氏が、現職対前職と立場を変えて再決戦に挑む構図。互いに首長としての実績と経験があり知名度はあるものの、前哨戦がほとんどなく争点が見えづらく、選挙戦本番はどう展開されるか。
 籔内陣営 去る1月9日に後援会事務所を開設し塩崎治会長を筆頭に結束。急な対抗馬出現には気を引き締め直して、会員らが手分けして町内各地区をまわって支持を訴え、精力的に後援会活動を展開してきた。運動員は日ごと増え、組織をさらに固めて選挙戦本番へ向け士気を高めている。「現職町長は骨身を惜しまず町民のために一生懸命に仕事をしてくれる、という声もあり、その声を励みに、一丸となって頑張っていきたい」と、塩崎会長。
 告示日の出陣式は午前8時45分から、国立病院機構和歌山病院東、県道柏御坊線沿いの和田1138の290の後援会事務所で行う。
 森下陣営 準備時間がないなか、出遅れ感を抱いて後援会活動を展開。運動員も少ないながら、小澤勇後援会長を中心に森下氏本人もコツコツときめ細かく町内各地をまわり、過去8年間の実績と経験をもとに、返り咲いての3期目にかける熱意を伝えてきた。
 町民から「遅いわ」「びっくりした」との声を聞き厳しい情勢を感じつつも地道に活動を展開している。
「手応えのある地域もあるが、わかりにくい。厳しい」と、小澤会長。
 告示日の出陣式は午前9時から、県道御坊由良線沿いの元お好み焼き店隣、三尾82の11の後援会事務所で行う。

町議選は定数2超の選挙戦へ
 町議選には、現職7氏と新人5氏が出馬を決めており、定数2超過の選挙戦がほぼ確実。
 新人は、元看護師・山﨑悦子氏(71)=三尾=、団体職員・松下太一氏(67)=和田=、元会社員・谷口武夫氏(73)=吉原=、建築大工・仲智也氏(41)=和田=、「創作居酒屋のり」店主・古山経生氏(45)=和田=の5氏が出馬を表明。
 現職では、髙野正氏(72)=和田、5期目=、森本敏弘氏(64)=田井、1期目、日本共産党=、谷口昇氏(90)=吉原、5期=が引退を決めている。
 町議選に向けた動きは新年になっても静かなままだったが、1月下旬になって新人が一気に名乗りを上げ、空気は一変した。新人5氏の出馬に、現職らは強い危機感を持って町を精力的にまわり、前哨戦を展開。激しい攻防戦の幕開けに、町民の関心も高まっている様子。
 立候補予定者は次の各氏。敬称略。丸数字は当選回数。
【現職】鈴川基次(70)三尾(7)▼繁田拓治(74)和田(3)▼谷進介(64)三尾(3)▼碓井啓介(65)田井(2)▼北村龍二(53)和田(2)▼谷重幸(40)浜ノ瀬(2)▼龍神初美(58)吉原(2)。
【新人】山﨑悦子(71)三尾▼松下太一(67)和田▼谷口武夫(73)吉原▼仲智也(41)和田▼古山経生(45)和田。


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