2期目に臨む思いを語る籔内美和子氏
12日に投開票が行われた任期満了(3月3日)に伴う美浜町長選で、圧勝再選を果たした籔内美和子氏(60)が13日、選挙から一夜明けた心境や2期目への意欲を語った。今回、後援会活動や選挙運動を通じて、改めて多くの人に支えられていると実感した籔内氏。令和6年には町制施行70周年も控えるなか「みんなが幸せな町に」と感謝を胸に刻んで2期目の町政運営に臨む。
選挙執行の日、状況がどうなっているのかと不安で苦しくて、それでも「当選のお礼を言わねば」と気持ちを鼓舞して開票結果を待った籔内氏。当選確定が分かったときは「多くのみなさんに長い間集まっていただいて、感激でいっぱい。気持ちを奮い立たせてこれからの4年間もしっかりやっていかなければと、改めてひしひしと感じました」と、これからも引き続き町のかじ取りを担っていく重責に気持ちを引き締めた。
「うちの後援会は、みんな個性がありますが、一致団結して暗くならないように笑って元気に行こうと、とにかく明るいんです」と、籔内氏。今回選挙では、地域の女性らからも気遣いの言葉を何度となくかけられ、みんなに温かく支えられていること、すばらしい仲間の輪が自身の周りにしっかりと存在していることを、改めて強く感じた。
選挙明けの13日朝は「みなさんへのお礼と、ご迷惑をおかけしたことへのごあいさつを」と、選挙事務所前に立ち、道行く人らに手を振った。「本来ならみなさんお一人おひとりにお礼を言いたいのですが、かなわないので、この紙面で、お一人おひとりにお礼を申し上げます」と、籔内氏。
2期目は、1期目にふるさと納税などで蓄えた財源を活用して施策展開し、より住民に還元していきたい考え。目下、煙樹ケ浜活性化に向け、来年度から煙樹海岸キャンプ場を通年営業すべく、地域おこし協力隊を任用するなど準備を進めている。町制施行70周年には、20周年のときに西川沿いに桜を植樹した青年団メンバーに改めて植樹をしてもらってはどうか、など、行う記念行事の内容を構想中。
籔内氏は「まずは今進めていることを、それから近隣市町より遅れている部分はついていけるよう取り組みたい。子どもへは給食費無償化、高齢者へは外出支援事業の拡充、お母さんのためにファミリーサポートセンターへの加入も果たしていきたい」と、2期目へ向け情熱を燃やしている。
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