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県議選御坊市選挙区 自民党前職の中村裕一氏後援会事務所開き 〈2023年2月21日〉

2023年02月21日 08時30分00秒 | 記事


議席奪還へ決意を示した中村氏を横に、
ゲキを飛ばす二階代議士


 3月31日告示、4月9日投開票の県議選御坊市選挙区(定数1)で、4年前の雪辱を期す自民党前職の中村裕一氏(62)=当選8回、熊野=の後援会事務所開きが19日、小竹八幡神社前の伊勢屋倉庫=薗745=で行われ、来賓や支援者370人(主催者発表)が参集。中村氏は「私にとってはラストチャンス。石にかじりついてでも議席を奪還し、市民の夢をかなえる政治を進めたい」と決意を述べ、陣営の士気を高めた。
 
 事務所開きには、二階俊博代議士をはじめ、山本清司市議会議長、推薦する公明党の芝田学市議会副議長、村上宗隆、宮路雅仁、松屋久紀、西本裕行各市議、冨安民浩、玄素彰人両県議ら来賓が出席。天津隆後援会長が「一生懸命頑張ります。当選できるよう皆様のお力をお貸しください」と支援を呼びかけ、後援会顧問の芝光洋、小林隆弘、塩路信人各氏を紹介。
 二階代議士は「悔しい思いは二度と味わいたくない。互いの運動量が足りなかったことを認め、みんなが自分の戦いと思って気合を入れて頑張らないといけない。選挙は真剣勝負。ふらふらしてては勝てない。この選挙は御坊市、日高地方、和歌山県が躍進できるかどうかがかかっている」とゲキを飛ばした。
 冨安県議は「4年前の屈辱を晴らし、ねじれを解消しよう」、玄素県議は「みんなの力で中村氏を男にしよう」、山本議長は「みんな一つの家族として中村氏を支えよう」、芝田副議長は「御坊を良くするため、私達も全力で戦う」と結束を呼びかけ、村上、宮路、松屋、西本各市議らも支援を求めた。
 中村氏は「市民の皆様から聞いた要望を県議会で伝えるだけでなく、具体的に政策を考え、三浦市長や仲間の皆さんと協力して二階先生や岸本知事に要望に行き、実現できるのは私しかいない。私にとっては今回がラストチャンス。石にかじりついてでも議席を奪還する。常に弱い立場の人に寄り添い、市民の夢をかなえる政治を進めたい。毎日、妻と辻立ちを続け、日増しに『頑張れ』という声が大きくなっている。私も全力で頑張ります。皆様も私と一緒に戦って下さい」と決意を述べた。
 支援者を代表して顧問の芝JA紀州組合長が「農協は全力で中村氏を支えます。これからは私たち支援者が汗をかかなくてはいけない」と支援の輪を広げるよう求め、女性代表の細川真由美さんの音頭で頑張ろうコールを三唱し、士気を高めた。
 市選挙区は、4年前に中村氏と激戦を繰り広げた共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=が再選を目指し、無所属新人で御坊市議の山田勝人氏(48)=薗=も立候補に意欲を示しており、いまのところ一騎打ちか、三つどもえかは不確定。


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