籔内美和子候補
森下誠史候補
任期満了に伴う美浜町長・町議同時選は、9日が折り返し点。町長選(任期満了3月3日)は、再選を目指す現職・籔内美和子候補(60)=浜ノ瀬、1期目、無所属=と元職・森下誠史候補(67)=三尾、2期、無所属=が、前回に続く再決戦を繰り広げている。候補者自らが街宣車に乗って町内を回ったり、運動員らが手分けして電話作戦を展開したり、支持拡大に懸命。12日の投票日に向けどう支持を伸ばすか。折り返し地点に立つ今の戦いぶりを両陣営に聞いた。
籔内陣営 今期に引き続き「『強く』『優しく』『美しい』まち美浜」をスローガンに掲げ、初心に戻り奢ることなく、住民の幸せにつながる政策を進めたいと訴えている。
告示日の出陣式では、県議や県下市町村の首長はじめ支持者ら200人余りが集うなか、籔内候補は「1期目に蓄えた財源を活用して、さらに皆様に還元していきたい。みんなが幸せになってほしい」との思いを語り支持を訴えた。
告示後は街宣車で町内を回り、人の集まる場所に足を運んで演説をするなどして選挙運動を展開。未だ出向けていなかったところにも足を運んで、支持の掘り起こしを図った。今後は電話作戦に力を注ぎ、今いる支持者からさらに支援の輪を広げていきたい考え。
「お一人お一人の大切な重い一票を頂くため、運動員それぞれが頑張ってくれ、手応えを感じている。引き続き一生懸命、今まで通り気を引き締めてやっていきたい」と塩崎治後援会長。
籔内候補は「公約には掲げていないが実現してきた事業や施策もさまざまある。今進めている事業や施策も絶対に進めたい」と、続投に強い意欲をもって支持拡大に全力を尽くしている。
森下陣営 町に漂う停滞感を変えたいとの思いから「何とかせんと!チェンジ」をスローガンに掲げ、過去2期8年の実績と経験をもとに積極姿勢で町政を進めたい熱意を訴えている。
告示日の出陣式では支援者約50人が集うなか、森下候補は「何もしなければ失敗もない。そんな行政で良いことがない」と、現状を変える姿勢を強調。「住民に寄り添う温かい真の行政をもう一度やっていきたい」と支持を呼びかけた。
告示後は、街宣車で町内を回り、道の狭いところはウグイス嬢はもとより候補者本人もハンドマイクを手に足で回って支持を訴えた。今後は、これまで支援を呼びかけたところに再度声掛けし、より固い支持を確保したい考え。
「やっぱり相当厳しい。後半もできるだけみなさんのところに足を運びたい」と、小澤勇後援会長。
森下候補は「厳しいと思っている。しかし、手を振ってくれたり、出てきてくれる人がいるのが励みになっている。運動員も、人数が少ないなか手分けしながらやってくれている。精一杯できるだけ頑張って追いつきたい」と、出遅れ分の取り戻しを目指し支持拡大に全精力を注いでいる。
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