健康マージャンで全国に御坊を発信(写真は、ねんりんピック)
御坊市を「健康マージャンの都」として売り出す第1回健康マージャンペアフェスタ全国大会が、9月24日に市立体育館で開くことが内定した。全国麻雀段位審査会などからの提案を受け、市が令和5年度当初予算に健康マージャン推進事業費420万円を計上。3月定例議会で承認されれば、4月中に官民一体で組織する実行委員会を結成し、準備を進める。6年度以降も継続開催する。自治体独自での全国大会継続開催は全国で初めて。
大会名は「健康マージャンの都」ごぼうプロジェクト・健康マージャンペアフェスタ全国大会。健康マージャンの体験会や継続的な全国大会を開催することで、高齢者のフレイル予防対策をはじめ、幅広い年代層の世代間交流や地域間交流等を促進するモデルケースとしてアピールする。
大会は、国民文化祭と同様に子どもから高齢者まで対象に全国から216人を募集する。ゲストプロ3人と招待プロ5人のあわせた224人が出場し、2人1組のペア戦で競う。和歌山県代表選手の選抜にあたっては地元開催枠を設け、7月に日高地方で予選会を開くことを検討する。
市公認PRキャラクターで全国麻雀段位審査会から名誉初段の称号が贈られた「みーやちゃん」を大会イメージキャラクターにし、御坊の特色を生かした優勝トロフィーをつくり、御坊の特産品を賞品にした参加賞や特別賞も設ける。会場には物産、観光、ふるさと納税の各コーナーを設置し、御坊魅力をPRする。
4月中に市、市教委、市議会、大洋化学(株)、御坊商工会議所、市観光協会、全国麻雀段位審査会、県麻雀段位審査会、市健康麻雀実行委員会など官民一体で組織する実行委員会を結成し、9月の第1回大会に向けて準備を進める。
市教育委員会生涯学習課は、開催による経済波及効果を625万円と試算している。6年度以降も継続開催し、県内外に御坊市の魅力を発信し、注目度を高め、交流人口増、地域活性化につなげたい考え。
御坊市では、平成18年から熟年高齢者健康麻雀大会実行委員会が高齢者の健康維持・認知症予防、国内トップシェアを誇る大洋化学(株)の地域ブランド商品「全自動麻雀卓」の全国発信を目的に毎年、大会を開くなど普及活動に努め、令和元年秋の「ねんりんピック」、3年秋の「国民文化祭」では官民挙げて誘致した全国大会を成功させた。
特に全自動麻雀卓を全卓使用した公式の全国大会は例がなく、競技大会開催地として内外から高い評価を得た。これらの実績等を踏まえ、昨年2月に全国麻雀段位審査会などから全国大会継続開催が提案され、生涯学習課が検討を重ね、スクラップ・アンド・ビルドの考えで事業費420万円を捻出したことで開催にこぎつけた。
その他の主なニュース
● 春の全国火災予防運動 3月1日~7日
● 印南町でシンガーソングライターの大島花子さん講師に人権福祉講演会
● 野口オートキャンプ場(御坊市)にRVパーク新設
● 日高川町小中校統合 全校区の保護者、地域が同意