支持を訴える籔内美和子候補
第一声を放つ森下誠史候補
任期満了に伴う美浜町長と、町議の同時選挙は、7日に告示された。町長選は、現職・籔内美和子氏(60)=浜ノ瀬、1期目、無所属=と元職・森下誠史氏(67)=三尾、2期、無所属=が立候補。両陣営は出陣式を行い、5日間の選挙戦に突入した。投票は12日午前7時から午後6時まで、松原地区公民館など町内6カ所で。開票は午後7時30分から地域福祉センターで行い、午後8時から30分ごとに発表する。期日前投票は、8日から11日までの午前8時30分から午後8時まで、役場2階会議室で行う。2月6日現在の有権者数は5806人(男2689・女3117)。
初心に戻り誠心誠意
籔内美和子候補
和田地内の選挙事務所で出陣式を行い、県議や県下市町村の首長はじめ支持者ら200人余り(主催者発表)が集まるなか、第一声。
塩崎治後援会長は、ほぼ100%の公約を実現し財政健全化を図った4年間の籔内町政を振り返り「4年間、失政はしていません。いろいろ実績を残しながら、謙虚な気持ちで町民のため、骨身を惜しまず一生懸命働いてくれた」と評価。「これら4年の実績を見て頂ければ、これから4年間も安心して籔内美和子に町政を任せられるのではないでしょうか。任せてください。籔内美和子はやります」と支援を訴えた。
岸本知事からは応援メッセージ。岡本章県町村会長や久留米啓史郡町村会長、冨安民浩、坂本登、玄素彰人の県議3氏も鼓舞激励の言葉を述べた。
籔内候補は、ふるさと納税に力を入れ、財政調整基金を就任時から倍増させて財政健全化を図り、ほぼすべての公約を実行し、国の交付金を生かし公約以外のさまざまな施策にも取り組んだ4年間の実績を報告。
「この財源を活用して、さらに住民のみなさまに還元していきたい」として、ファミリーサポートセンターへの加入など2期目に掲げる公約を示した。
「初心に戻り引き続き『強く』『優しく』『美しい』まち美浜――を目指し、政策を進める。籔内に託してよかったと言ってもらえるよう誠心誠意努めて参ります」と籔内候補。村岡茂浜ノ瀬区長の音頭で頑張ろうコールをして気勢を上げた。
住民に寄り添う行政を
森下誠史候補
午前9時から選挙事務所前で出陣式を行い、支援者約50人(主催者発表)が詰めかけた。
小澤勇後援会長が「出遅れ、大変厳しい選挙戦になろうかと思いますが、勝利に向かって心を一つにして最後まで頑張って頂きたい」とあいさつし、がんばろうコールで気を引き締めた。
森下候補は「『何とかせんと!チェンジ』をスローガンに戦いたい。今の美浜町を見ていると元気がない」と述べ、近隣町に比べ新型コロナワクチン集団接種、マイナポイント普及への対応が遅れたと指摘。
元町長として8年間にわたり町政を担った経験から「多くのことをすれば多くの間違いがある。少なくすれば間違いも少なくなる。何もしなければ失敗もしない。そんな行政で良いことがない。いろんな形に使ってほしい、そんな形の行政をやりたい。ずっと現場主義を貫きたい」と現状を変える姿勢を強調した。
健康カレンダーの復活などを挙げ「住民に寄り添う温かい真の行政をもう一度やっていきたい。皆様方の一票、一票が大きな広がりになってほしいと思います」と支援を呼びかけた。
公約は希望・樹木・機会の3つの「き」を柱に、高台整備など防災対策、こども出生祝い金など子育て支援、情報発信による産業振興、ふるさと教育の推進、高齢者の外出支援の拡充、西川河川改修など快適な定住環境づくり、行財政改革の一層の見直しなどを掲げている。
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