紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

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きのくにロボットフェスティバル2015にぎわう 〈2015年12月22日〉

2015年12月22日 08時30分00秒 | 記事

子どもたちと記念撮影でふれあうペッパー


「きのくにロボットフェスティバル2015」は20日、御坊市立体育館で開き、県内外から8千人(主催者発表)が来場。国内の最先端ロボットが参加する「スーパーロボットショー」はソフトバンクロボティクス(株)の世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」と、綜合警備保障(株)の自律走行型ロボット「Reborg-X(リボーグエックス)」がパフォーマンスを披露したほか、全日本小中学生ロボット選手権や高専ロボコン全国大会上位チーム、韓国ロボットの実演もあり、ものづくりの楽しさやおもしろさを体感した。

 開会式で大会名誉会長の二階俊博自民党総務会長、実行委員会長の仁坂吉伸知事、同副会長の柏木征夫市長、実行委員長の吉田擴御坊商工会議所会頭があいさつし、経産省、文科省幹部が祝辞を述べたあと、スーパーロボットショーを皮切りにスタート。
「ペッパー」は感情を持ったロボットとして一般販売しており、ステージで人とのふれあいやダンスなど感情機能、自律行動を披露したほか、ブースで来場者と気軽にふれあうなど人気を集め、数体の購入予約もあったという。「リボーグエックス」は、走行時に確認された異常や接客情報等をリアルタイムでオペレーションセンターや警備員と情報共有するなどの機能を披露した。
 3年連続で参加の韓国は光云大学の災害救助ロボット、制御ロボットシステム学会のボクシングロボットなどが実演し、会場を沸かせた。吉田実行委員長が感謝状や記念品を贈り、友好親善を深めた。
 高専ロボコンは、今年の全国高専ロボコン大会優勝の奈良高専、準優勝の香川高専、ベスト8の和高専の3チームが参加し、全国トップレベルのパフォーマンスを披露した。
 このほか、御坊少年少女発明クラブ展、小中学生発明コンテスト展「私たちのくふう展」、「わかやまの産業を支える人づくりプロジェクト展」、物産展もあった。
 

紀央館チームが優勝と準優勝
小中学生、高校生ロボット大会

 

優勝、準優勝の紀央館2チームと
特別賞のみはま支援学校チーム

 各地区予選を勝ち抜いた全日本小中学生ロボット選手権、県内の高校生を対象にした「きのくに高校生ロボットコンテスト」も行われ、アイデアや技を競った対戦に歓声が上がった。
 管内勢は、高校生の部で紀央館工作研究部Aの「α9」が優勝(知事賞)し、特別賞のアメージング大賞(綜合警備保障(株)賞)を受賞。同Bの「α9-2」が準優勝(市長賞)し、まいど1号大賞((株)アオキ賞)に選ばれたほか、中学生の部で県立みはま支援学校中学部のみはまS・Mの「ハンドスピーディー」がエンジニアマインド大賞(国立高等専門学校機構理事長賞)に選ばれた。
 小中学生は予選を勝ち抜いた県内の小中学生各16組、近畿地区の小中学生各12組、全国ブロックの小中学生各1組のほか、東海地区の岐阜県、四国地区の徳島県、関東地区の栃木県、中国地区の島根県、九州地区初の宮崎県からそれぞれ小中学生各2組が参加。高校生は県内8チームが参加した。


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御坊市給食センター「粉じん調査」測定値に変化なし 〈2015年12月20日〉

2015年12月21日 08時30分00秒 | 記事

毎月粉じん測定を行っている市立給食センター


 大栄環境(株)=大阪府和泉市=が御坊市塩屋町南塩屋の森岡地内に建設中の仮称・御坊リサイクルセンター(管理型最終処分場・破砕施設)に伴い、御坊市は平成25年9月から市立給食センターで粉じん調査を行っており、先日、市議会に調査開始後から今年7月までの測定値を報告。数値に大きな変化はなく、良好な衛生環境が維持できていることが分かった。今年4月に調理室換気設備対策でフィルターを高性能に交換しており、市、市教委とも引き続き学校給食の安全と衛生管理に万全を期す考え。
 
 給食センターは市内の4幼稚園、6小学校、5中学校(大成中含む)の給食(副食)を調理し、各校へ配送。リサイクルセンターは森岡地内、広域農免道路沿いに建設中で給食センターから約200メートルと近く、稼働後、一日最大60台の廃棄物搬送車が通行するため、環境を守る塩屋の会や保護者らから「子どもたちへの影響が心配」との意見が出され、市教委が独自に平成25年9月から年間285万円かけて粉じん測定調査を行っている。
 センターの調理室など屋内3地点と食材前室の屋外1地点、塩屋小学校にある塩屋局の計5地点それぞれに粉じん計(光散乱方式)を設置し、毎月1回、午前6時30分から午後4時30分までの10時間、粉じん濃度を測定している。先日の12月定例議会最終日に測定方法や毎月の測定値をまとめた報告書を提出。それによると、数値はいずれも大気汚染防止法に基づく環境基準を大きく下回り、毎月の数値にも「大きな変化はない」という。今後も毎月測定を続け、工事中、稼働後のデータを比較する。
 これとは別に市環境衛生課も独自に昨年2月に市立給食センターと、その近くの2カ所でアスベスト、硫化水素ガス、メタン、ダイオキシン類、放射線物質、重金属類(カドミウム、鉛、ニッケルなど)の6項目について大気質調査を実施した。いずれも国の基準を大きく下回っており、この数値を基準に、リサイクルセンター稼働1年半後に再度、同じ測定を行い、数値の変化を調べる。
 リサイクルセンターは県の設置許可を受け、昨年秋に着工。総事業費は約40億円で平成28年8月末完成、28年中の操業開始をめざしている。平成25年10月に市と同社が環境保全協定を締結済み。施設への抜き打ち検査や最終処分場遮水シートの漏水検知時の掘り起こしなどを明記しており、市は「事業者に協定の内容を着実に履行、遵守させるともに地域環境に万全を期す」としている。
 
 高性能フィルターに交換
 集じん効率2倍にアップ
 
 給食センターは厚生労働省の基準(温度25度以下、湿度80%以下)をクリアするオール電化・完全ドライ方式の最新式設備(平成15年度完成時)を導入。加熱調理室は二次汚染の要因となる食品、調理器具、調理員、給排水、換気などの交差汚染防止を徹底したクリーンルームとし、調理員が出入りする際はエアシャワーで衣服についた雑菌を除去するなど衛生管理に力を入れている。
 天井部分には外気と通じる換気設備があり、フィルターで外気の粉じん侵入を防止しているが、保護者らから懸念の声が出ていることから今年4月に130万円かけてフィルターを高性能なものに交換した。従来のフィルターに比べて編み目が細かく、集じん効率は2倍に上がった。市教委は「これまでも食の安全、衛生管理には万全を期しているが、今後もこの方針のもと適切に対応していきたい」としている。


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紀央館高校3年生が選挙を体験 〈2015年12月19日〉

2015年12月19日 08時30分00秒 | 記事

模擬選挙で投票する紀央館高生


 公職選挙法等の改正で投票権年齢が18歳以上に引き下げられたのを受け、紀央館高校で17日、3年生169人を対象に模擬選挙が行われた。県選挙管理委員会から講師を迎え、選挙や投票の必要性、投票の手順を聞くとともに、生徒が実際に投票。来年夏の参院選から18歳以上の投票が認められる見通しから、来る選挙に向け10歳代の政治への関心を高めたいとしている。

 県の「出張!県政おはなし講座」を活用し、県選管事務局の泉俊輔さん(県総務部総務管理局市町村課)を講師に迎えて実施。
 前半の講義は「『選挙』の大切さを知ろう」をテーマに、選挙の種類には衆参両議員・都道府県知事・市町村長・市町村議会議員があること、昭和22年から平成26年にかけ和歌山県知事選挙の投票率の推移をグラフで説明した。
 県知事選を見ると投票率は下がる傾向にあり、前回実施の平成26年は約39%で、中でも20歳代前半が21・12%と最も低く、年齢が若いほど低いとした。選挙に行かない理由について「選挙にあまり関心がなかったから」「私1人が投票してもしなくても同じだから」などの意見を紹介し「皆さんの声、意見を政治に反映させる手段が選挙。まずは選挙に関心を持ってほしい。スマホなどで世の中でどんな事がおこっているか情報を収集し、候補者の立場に立って考えてください」と一票の重みを話した。
 投票方法については、立候補者の受け付けから選挙が始まり、有権者に投票所入場券が送られ、投票先を決めるための情報収集を経て投票するまでを説明し、当日の投票以外にも期日前・不在者・在外・洋上があること、選挙運動の注意点にもふれた。
 模擬選挙に移り、候補者役の教諭2人がそれぞれの政策(公約)について演説し、生徒たちは配布された入場券を持って受け付けし、投票用紙に候補者の指名を記入し投票。開票作業も行い、当選者が確定するまでの流れも学んだ。最後に「皆さんの一票はかなり重くなります。自分の思いを託せる人に一票を投じてもらいたい」と、来年の参院選に向け投票を呼びかけた。
 模擬選挙を体験した生徒は「話が分かりやすかったので、投票しやすかった」「政治や選挙と聞くと堅苦しいイメージがあったけれど、分かりやすく説明してくれたので、投票に行きやすいと思います。あとは、入れたい候補者がいるかどうか」などの感想が聞かれた。
 県選管では今年7月から県内の高校対象に模擬選挙など出張講座を行い、すでに13校で実施。日高地方では日高高校定時制に続き紀央館が2校目で、去る16日には2年生対象に講義が行われた。


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日高川町の空き家解体と補修費補助申請、昨年度を上回る勢い 〈2015年12月18日〉

2015年12月18日 08時30分00秒 | 記事

空き家解体を補助し、景観の形成など
住環境向上や災害時の未然防止に努める


 日高川町は、市木久雄町長の公約で昨年度から創設した空き家解体の廃棄物処理費と、住宅補修費の一部を補助する事業を今年度も継続。今年度末まで3カ月余りとなる中、申し込みは初年度を大きく上回る勢い。すでに空き家解体は当初予算の500万円を超えて9月に200万円を補正。リフォーム補助も昨年度(25件)とほぼ同数の24件が申請した。町では補助事業の一覧をパンフレットで住民に配布したことが周知につながったようだ。

 空き家解体に伴う廃棄物処理費の補助事業は、町内の個人所有の物件などが対象で、町内業者による解体や撤去作業を行う際の廃棄物処理費用を上限50万円まで町が補助。築40年以上が経過し、約5年以上居住していないなどが条件で、公的補償費の対象家屋やアパートなどに供用していた家屋などは対象外となる。
 空き家解体の昨年度実績は、500万円の予算枠に対して7件194万1000円にとどまったが、今年度は9月までに14件の申請があり、同月議会で200万円を補正。12月16日現在の交付予定額は、すでに19件601万3000円となり、当初予算枠を約100万円超えている。
 住宅リフォーム事業は、工務店など町内で1年以上建設業を営む個人や法人が施工する10万円以上の住宅の補修工事に対し、10分の1(最高10万円)を助成。貸家などを除く住宅が対象で、屋根の塗り替えや外壁の塗装工事、フローリングの新設、IHクッキングヒーターへの切り替えなど、住宅環境の向上を図ることを目的にしたものが対象となる。
 昨年度、住宅補修補助の実績は、空き家解体よりも申請が多く、予算枠300万円に対して25件224万円あった。2年目となった今年度は、早くも昨年度とほぼ同数の24件に達し、交付決定額は196万8000円にのぼっている。
 補助金交付の手続きなど詳しい問い合わせは、空き家解体に伴う廃棄物処理費のの補助事業が町総務課(電話22・1700)、住宅リフォーム補助事業が町住民課(電話22・1701)へ。


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ササユリ復活へ日高町で球根植栽完了 〈2015年12月17日〉

2015年12月17日 08時30分00秒 | 記事

内原小児童が植栽に参加


 日高町語り部の会(杉村邦雄会長)は、原谷の熊野古道沿い自然散策公園に以前のササユリ群生地を取り戻そうと、去る4日と15日に内原小児童が参加した球根植栽体験会を開催。これで予定の球根約1000個の70区画が完了した。順調に育てば来年6月初旬に開花すると見られ、杉村会長は「開花に合わせてイベント開催も検討できれば」としている。

 広川町から鹿ケ瀬峠を越えて降りてきた石畳がある付近に以前はササユリが群生していたが、今はイノシシなどの獣害で全くなくなってしまった。この群生地を復活させようと、同会が立ち上がり、県や町の補助を受けて球根の植栽を計画した。
 地域の子どもたちに体験させようと、これまで10月29日の日高中を皮切りに、志賀小、比井小、子ども会「小中区ふれあい推進協議会」メンバーが参加して植栽。これで予定の7割程度を済ませており、4日に内原小の児童でつくる園芸委員会のメンバー、15日は内原小3年生で体験会を開き、残り20区画すべてを終えた。
 15日は内原小3年生が同会員から史跡の説明を聞きながら鹿ケ瀬峠頂上までウオーキングした後、石畳近くの自然散策公園「熊野古道公園」に戻っての植栽体験会で会員やボランティアらに指導してもらいながら球根を植え、その上に獣害対策でワイヤーメッシュを設置した。
 事業費は約100万円で県が約50万円、町が25万円を補助し、残りもササユリ募金でほぼ賄えるほど。植栽体験会の支援やワイヤーメッシュ設置など作業の一般ボランティアにも41人が登録。ゆくゆくは登録メンバーで復活を見守る団体をつくることも検討したいという。
 杉村会長は「堅苦しくせず、参加できる時にできる人で活動していける団体にできれば。開花して見通しがつけば、ササユリフェアのようなイベントも考えれば」とし、今後は公園内やその周辺10カ所に、取り組みなどを載せた看板を設置したり、順調に生育させるため定期的な草刈りなどを行う。
 当初は年を越えて球根の植栽を完了する見込みだっただけに「町内全小中で体験会を開け、取り組みを知ってもらい夢をつなげたことが大きい。さらにボランティアの皆さんの善意がこれほど集まったことが力になる。初年度の開花は期待が持てるが、それ以降続いて咲かせることができるかが重要。完全な復活へは長い期間が必要だと思われ、これから見守り続けていきたい」と話した。


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小学生ソフトテニス大会で印南、日高、御坊Jr17人が全国へ 〈2015年12月16日〉

2015年12月16日 08時30分00秒 | 記事

全国出場を決めた日高勢女子(上)と日高勢男子


 第15回全日本小学生ソフトテニス選手権大会県予選会は12日、有田川町金屋テニス公園であり、男子5年生の部で印南ジュニアの片山剛志君(印南)川村幸大(同)組、女子同で御坊ジュニアの林李々花さん(御坊)畑中望来さん(藤田)組、同4年生以下の部で日高ジュニアの畑崎沙月さん(御坊4年)上田凜奈さん(同)組、6年生シングルスの部で印南ジュニアの樫尾陽和里さん(印南)が優勝した。この他、日高地方からダブルスで9人、シングルスで1人が入賞し、いずれも全国大会出場を決めた。

 予選会は男女別に4年生以下、5年生、6年生シングルスで行い、男子は4年生以下32組、5年生12組、6年生シングルス6人、女子は4年生以下32組、5年生24組、6年生シングルス5人が参加。ダブルスは予選リーグのあと決勝トーナメント、順位決定リーグで、シングルスは総当たりリーグ戦で競い、ダブルスは上位4組、シングルスは上位2組が全国大会出場権を得た。
 男子5年生の部で優勝の片山・川村組は予選リーグを2勝の1位で上位8組で競う決勝トーナメントに駒を進め、1回戦を3-0のストレート勝ちし4組で競う順位決定リーグに進出。3戦全勝で優勝した。昨年の4年生以下の部に続いての優勝。
 女子5年生の部優勝の林・畑中組は予選リーグ2勝で勝ち上がり、上位16組が出場の決勝トーナメントでも1回戦を3-0、2回戦を3-1で勝って順位決定リーグへ。リーグ戦は3戦全勝だった。女子4年生の部優勝の畑崎・上田組は予選リーグで2勝し、上位20組で競う決勝トーナメントで2試合とも3-0のストレート勝ちで勝ち上がり、順位決定リーグでも3勝し優勝した。6年生シングルス女子の樫尾さんは4戦全勝で優勝した。
 この他、男子5年生で印南ジュニアの岡本啓秀君(印南)が新宮の尾崎隼君とのペアで3位、日高ジュニアの立野桂伍君(松原)江川優那君(名田)組が4位、女子5年生で印南ジュニアの大地紗永さん(印南)が下津の脇口芹さんとのペアで2位、日高ジュニアの中島穂乃花さん(野口)が和歌山L.C.C.の津露咲良さんとのペアで3位、日高ジュニアの岩崎涼さん(松原)戸根乙翠さん(内原)組が4位、女子4年生以下で御坊ジュニアの西来夢君(和田4年)が金屋の齋藤安優さんとのペアで2位、芝葵衣さん(湯川3年)が九度山の北村有実加さんとのペアで4位、6年生シングルス女子で日高ジュニアの阪本遥さん(御坊)が2位に入り、いずれも全国大会出場権を獲得した。
 全国大会は片山・川村組、林・畑中組、大地さん、樫尾さんは3年連続、岡本君、立野・江川組、中島さん、阪本さんは2年連続での出場。大会は来年3月29日~31日の3日間の日程で千葉県白子町で開かれる。


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木村洪平さん(御坊市)ら今年も小竹八幡へ大絵馬奉納 〈2015年12月15日〉

2015年12月15日 08時30分00秒 | 記事

奉納したサルの大絵馬と木村さん(右から2人目)ら


 旧暦の正月事始めにあたる13日、木村洪平さん(51)=御坊市薗=、塩崎弘直さん(53)=同=らが御坊市薗、小竹八幡神社を訪れ、毎年恒例となっている来年のえとサルが親子で描かれた大絵馬を奉納した。奉納するのは今年で15年目。

 午前9時すぎから、神殿で神事を執り行い、塩崎さんらが、神殿横に取り付けられている今年のえと羊の大絵馬を取り外し、来年のえとのサルの大絵馬を取り付けた。
 塩崎さんが製作した絵馬は例年同様、大きさは縦約1メートル、横約1・9メートル。木村さんが、今年11月下旬から絵に取りかかった。写真や図鑑、ビデオを見たり、動物園などに出向き、サルを研究した。今年は少し取りかかるのに遅れ、完成したのは直前だという。赤ちゃんザルを慈しむように抱きかかえた母ザルと、それを守るように周囲を見る父ザルの親子3匹のサルが、岩の上に乗っている様子が描かれている。
 雄の威厳を表す毛並みが雑にならないように気を使い、顔の赤みが派手にならないよう工夫した。あくまで「ニホンザル」というのがこだわりだという。
 木村さんは「あっという間の15年だった。これを見ると改まった気持ちになる。新しい年を迎える準備ができたと安心する。来年が平和で、御坊の町が楽しく、皆さんが幸せであってほしい」と絵馬を見つめていた。


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御坊市道路維持委託制度好評、2倍に増額要望 〈2015年12月14日〉

2015年12月14日 08時30分00秒 | 記事

委託制度を活用し除草作業(写真は北野口区)


 御坊市は、今年度に市が管理する道路を自治会(町内会、区)が修繕する際にコンクリートなど材料費や燃料費の全額または一部を市が負担する「道路等維持修繕業務委託実施要綱」を新設。1件当たり5万円を上限に7月から申請を受け付けたが、自治体から好評で9月中に予算100万円を使い切った。県下的にも珍しい取り組みとして注目されており、担当課は新年度予算で2倍の200万円に増額するよう要望。11日に開いた市議会産業厚生常任委員会も全員一致で増額を求め、制度拡充を後押しした。

 地域によっては農作業等で利用する道路を年数回点検し、簡易な修繕個所が見つかれば「道づくり」「道普請」と称して自分たちで修繕しているほか、各地域で道路沿いの草刈り作業等をボランティアで行っており、以前から「市から材料費ぐらい出してほしい」との要望が出ていたが、これまで自治会を支援する制度がなかった。
 市が管理する市道などの修繕は本来は市がやるべき事業で、危険性や緊急性の高い個所のうち、簡易な修繕については職員が行っていたが、手が回らないこともあり、道路を円滑に管理するために自治会による維持修繕を手助けできる方策を検討し、今年度から道路等維持修繕業務委託制度を設け、当初予算で委託費100万円を計上。実施要綱を作成し、7月1日から申請を受け付けた。
 申請は自治会単位で原則先着順に受け付け、北野口区、上野口区、加尾区、出島区、楠井区、上野区、第一紀小竹会、丸山区、野島区、古森区、明神川区、岩内区、学園前、中財部交友会、上富安区、南塩屋区、祓井戸区、道成寺駅前町内会、湊区、千代崎会の20自治会が申請。いずれも上限5万円で委託し、9月中に予算を使い切った。内容は道路の除草作業が多いが、道路の舗装や側溝、水路の修繕などもあり、自治会から「支援があるのはありがたい」と好評を得ている。
 市担当課は「自分たちの道は自分たちで守る、という意識を持っていただけるのは非常にうれしい」とし、来年度は2倍の200万円に増額するよう予算要望するとともに、さらに使い勝手の良い制度にするよう検討する。11日に開いた議会産業厚生常任委員会でも「満塁ホームランに値する良い制度」と評価し、全員一致で予算増額を求めることを決めたほか「将来的には就労対策事業に進化、発展させてほしい」との要望もあった。


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由良町議会で畑中雅央町長3選に向け出馬表明 〈2015年12月12日〉

2015年12月12日 08時30分00秒 | 記事

3選へ出馬表明する畑中由良町長


 由良町12月定例議会は11日午前9時に再開して一般質問を行い、藤田富三議員から来年4月(19日告示、24日投開票)に執行される町長選挙への出馬についての質問に対し、畑中雅央町長(70)=当選2回、衣奈=は「気持ちを新たに、初心に帰り全力で次期町長選挙に臨んでいきたいと考えています」と正式に3選への出馬を表明した。

 藤田議員が町長就任後7年6カ月余りにわたる施策を評価するとともに、このほど策定した由良町総合戦略の実現に向け「引き続き町政を担って頂きたい」と述べ、次期町長選への出馬の意向を質問。
 これを受け、畑中町長は「平成20年5月に町政を担当して以来、7年6カ月余り、あっという間の時間でした。この間、議員、区長、町民の皆さま、職員の支えの中で町勢の伸展、住民福祉の増進に全力で取り組んできたところです」と振り返り、11月に入って農業、漁業、商工団体などから相次ぐ出馬要請を受けたことに触れ「皆さんから頂きました支援、思いに真しに向かい合い、10月に策定しました由良町総合戦略に基づく町づくりに取り組むとともに、今日まで取り組んできた事案の中でまだまだ残された課題は多くあり、その解決に向け今一度町政を担当させていただくべく、気持ちを新たに、初心に帰り、全力で次期町長選挙に臨んでいきたい」と出馬を表明した。
 次期町長選についてはこれまでに、現職・畑中氏が出馬を表明しているだけ。対抗馬の声は聞こえてこないが、現職が態度を明らかにしたことで新たな動きが出てくることも予想され、選挙戦になるかどうかは流動的だ。
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日裏勝己印南町長、2期目へあらためて決意 〈2015年12月11日〉

2015年12月11日 08時30分00秒 | 記事

任期最後の定例議会で2期目に向けて
あらためて決意を示す日裏町長


 印南町12月定例議会は10日午前9時に開会。会期を18日まで9日間と決めたあと、日裏勝己町長(64)が行政報告を行った。今任期最後の定例議会となる日裏町長は、すでに次期町長選へ出馬を表明しているが行政報告の中で「『強靱で安全・安心なまちづくり』を基本に引き続き町政運営を担わせていただき、印南町のさらなる発展のため、全身全霊を傾注していく決意」とあらためて2期目への意欲をにじませた。

 日裏町長は「これまで無我夢中の中で、目の前にある課題に向き合ってきた」と1期目を振り返り、掲げた施策の中にはまだ途半ばのものもあり、また新たな課題もあるとし、2期目に向けて「全身全霊を傾注していく」と決意を新たにするとともに、第5次長期総合計画後期基本計画、まち・ひと・仕事創生法に基づく人口ビジョン・総合戦略の策定に取り組んでいることを挙げ「新しいまちづくりの指針として、住民が生きがいを感じながら、安心して暮らせ、誇りを持てる印南町を築いていきたい」と述べた。
 平成24年1月29日に行われた町長選で、「住民目線に立った『強靱で安全・安心なまちづくり』」のため町民と協働のまちづくりを推進したいとし(1)産業の振興(2)福祉の充実(3)防災のまちづくり(4)教育の充実(5)行財政改革-を公約の大きな柱に掲げ、現職を大差で破って初当選した日裏町長は、去る9月議会で「印南町をもっと元気にしていきたい。地方の創生を町民みんなで実現していきたい」と次期町長選出馬を表明。2期目の公約作りを進めており、年明けにも発表する考えだ。
 町長選は2月2日告示、7日投票(即日開票)で執行されるが、2カ月を切った現時点で出馬を表明しているのは日裏町長だけで、今のところ他に表立った動きも見られず平成9年以来の無投票の公算が大きくなっている。


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