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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市長選、柏木征夫氏(現職)に消防団ら3団体要請 〈2015年12月10日〉

2015年12月10日 08時30分00秒 | 記事

消防団から出馬要請書を受ける柏木市長


 来年5月執行の御坊市長選(任期満了・来年6月10日)に向け、市消防団(北村幸大団長)名田区長会(岡山恒男会長)JA紀州名田出荷連合会(高垣富弘代表者)が9日、市内各種団体のトップを切って現職の柏木征夫市長(74)=当選6回、薗=に7選出馬を要請した。柏木市長は「皆さんの意見を念頭にゆっくり考えたい」と進退について明言しなかったが、今のところ7選出馬濃厚の見方が強い。来年3月議会で進退を表明するとみられる。

 3団体は「徹底した行財政改革を断行しながら様々な取り組みを進めている柏木市長の市政運営の手腕は多くの市民が認識しているところ。来年6月に改選期を迎えるが、リーダーには人格、識見とも信頼でき、しかも誠実で実行力がある柏木市長が最も適任であると確信している」と7選出馬を要請した。
 柏木市長は「ありがとうございます。日ごろから市制全般へのご協力に感謝しています」と礼を述べた上で「政治家は出る、出ないを口にしたときから仕事に専念できなくなる。来年2月で75歳になり、後期高齢者の仲間入りをする。皆さんの意見を念頭に置きながら正月休みから誕生日(2月10日)までの間に、ゆっくり考えたい」と明言を避けた。
 柏木市長は第4次総合計画の着実な推進を基本に人口減少対策や防災対策などを重点に市民との協働で住んでいて良かったと実感できる『まち』実現へ取り組んでおり、政治手腕、豊富な経験、実績等への評価は高く、健康面、体力的にも不安はない。一方で当選6回は市政史上最多当選回数で多選批判があるのも事実で、前回同様に水面下では新人候補擁立に向けた動きも出ており、流動的だ。


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世界津波の日制定、二階オリジナルに政財界から称賛 〈2015年12月9日〉

2015年12月09日 08時30分00秒 | 記事

出席者から祝福される二階会長


 自民党の二階俊博総務会長(76)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=のインドネシア勲章受章を祝う会と日インドネシア文化経済観光交流団帰国報告会は7日、東京の日比谷松本楼本店で開き、福田康夫元総理、林幹雄経産大臣、仁坂吉伸知事ら来賓をはじめ親しい政財界関係者ら約300人が出席。5日に国連委員会で採択された「世界津波の日」を実現させた手腕に「まさに二階オリジナル」と称賛の声が相次ぎ、二階会長は「万感の思いを込め、ご支援に感謝します」と述べ、国土強靱化、津波防災への決意を新たにした。
  
 日本インドネシア協会長の福田元総理は、世界津波の日制定に「まさに二階オリジナル。一生懸命にやられた成果であり、良かったと思う」と称賛。インドネシア訪問にも「大きな成果を上げたと報告いただき、私もうれしく思います。インドネシアに1000人を超える人が訪問したのはおそらく初めてでこれも二階オリジナルだ。格式の高い勲章も授与され、おめでとうございます。両国の友好交流のため、今後も二階先生にお世話していただきたい」と述べた。
 林大臣は「二階先生は言ったことは必ず実現させる。世界津波の日の制定もそれを証左しており、本当に凄いと感服している」、仁坂知事は「世界中を動かし、世界津波の日を制定させた。二階先生は我々和歌山県人の誇り。津波防災、地方を含めたインドネシアとの交流促進にも一生懸命頑張りたい」、政治評論家の森田実氏、作家の大下英治氏は「国連で世界津波の日を制定させたのは日本の歴史において快挙だ」と二階会長の手腕をたたえた。
 二階会長は「世界津波の日が決定したことを大変光栄に思う。国会議員の同志がチームを組み、100以上の大使館をすべて周り、賛同を呼びかけてくれるなど多くの協力のお陰で国土強靱化、防災の重要性が世界中に伝わった。142カ国が共同提案に賛同してくれたことは日本の外交史上でもめったにないこと。万感の思いを込め、皆さんのご支援、ご協力に感謝したい」と述べ、津波から一人でも多くの命を救うため、地球規模で防災立ち向かう決意を示した。
 インドネシア訪問ではインフラ整備投資をはじめ経済や防災、農業、青少年など各種分野での交流促進に取り組むことで合意しており、二階会長は「大成功を収めた。参加いただいた1100人もの民間大使の皆さんに感謝したい」と報告し、インドネシア駐日特命全権大使のユスロン・イザ・マヘンドラ氏が「勲章おめでとうございます。1100人が訪問したのは偉大なこと。両国の歴史の中でも初めてではないか。両国の将来は明るいと確信している」と返礼。乾杯のあと、和やかに懇談した。


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印南町が民間事業者に町有地を売却へ 〈2015年12月8日〉

2015年12月08日 08時30分00秒 | 記事

第一弾として予定している町有地


 印南町は、賃貸住宅建設を条件に町有地を売却できるよう「民間活力を利用した賃貸住宅建築促進条例」の一部を改正する議案を10日開会の12月定例議会に提案する。可決されれば第一弾として年明けにも希望事業者を募集し、年度内に業者を決定する。人口減少の歯止め、若者定住対策として取り組むもので町は、まち・ひと・しごとの地域創生の好循環を生みだす一つの方策と位置付け、町有地の有効活用も含め今後さらに取り組みを進めていく考えだ。

 町は、公営住宅は法律で入居者に所得制限があり、若者定住につながりにくいことから、平成23年に条例を制定し若者定住促進施策の一環として宇杉ケ丘団地の一角を賃貸住宅建設を条件に無償提供しているが、売却にも対応できるよう今回条例を改正。町内に民間事業者の賃貸住宅は81戸あるが、入居率が100%、宇杉ケ丘団地も完売しており、町内に住みたくても住むところがない状況で、このほど開いた「まち・ひと・しごと創生総合戦略会議」でも宅地造成など住居確保に向けた事業推進を求める意見が出ていた。
 12月定例議会で条例の一部改正議案が可決されれば取り組み第一弾として印南IC出入り口近くの町有地(2170平方メートル)を対象に実施。1月にも希望事業者を募集し、3月中に業者を決定したい考え。10戸程度を確保できると見ている。
 町内には閉校した学校跡地など活用されていない町有地も多く、有効活用が課題でもあり、町有地の有効活用としての取り組みも含めて第二弾、第三弾と広げていきたい考えだ。


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世界津波の日142カ国が共同提案、近く国連総会で採択 〈2015年12月6日〉

2015年12月07日 08時30分00秒 | 記事

国連委員会採択を受けて会見する二階会長


 自民党の二階俊博総務会長(76)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=は5日朝、和歌山市内の自民党県連で記者会見を行い、二階会長が提案していた11月5日の「津波防災の日」を「世界津波の日」に制定する決議案が国連総会第2委員会で採択されたことを報告。142カ国が共同提案しており、今月下旬に開く国連総会で採択されるのは間違いなく、二階会長は「国土強靱化の精神が海を渡って世界に広く伝わってきている証拠」と笑顔で話した。
  
 二階会長は党国土強靱化総合調査会長も務め、災害から国民の命を守り抜く国土強靱化政策を推し進め、平成23年に「津波対策の推進に関する法律」を全会一致で成立させ、法律で11月5日を「津波防災の日」に制定。国内で周知に努めているが、二階会長は「これで満足とは思っていない」とし、今年3月に仙台市で開いた国連主催の第3回国連防災世界会議で「命の尊さは世界共通。国際社会が手を携え、より安全で安心な世界を築こう」と11月5日を「世界津波の日」とすることを提案した。
 中国や韓国、インドネシア、フィリピンをはじめ、和歌山と関係の深いデンマークやトルコ、9月に和歌山に招待した太平洋島しょ国など各国に働きかけ、志帥会の国会議員も手分けして東京にある110カ国の大使館をすべて訪問し、支持を広げた。安倍総理も9月の国連サミット演説で各国に呼びかけ、政府与党一体で推進した結果、日本を含む142カ国が共同提案し、日本時間5日未明にアメリカ・ニューヨークで開いた国連総会第2委員会で決議案が採択され、今月下旬に開く国連総会で採択されることが確定した。
 二階会長は「私の提案を受けて国連で制定されるということは、まさに国土強靱化の精神が海を渡って世界に広く伝わってきている証拠。また、日本の提案が多くの共同提案国とともに支持を得て認められたことは画期的。我が国が国際社会で果たすべき重要な役割を担ってきた証でもあり、大変意義深い。これまで安倍総理をはじめ、本件の支持要請に尽力して頂いた多くの方々に心より感謝します」と述べた。
 その上で「自然災害から国民の命を守り抜くため、政治家としての使命感を持って取り組んできた。改めて津波防災に対する責任感を強く感じている。同時に東日本大震災の被災者の皆さんのお気持ちを胸に、一日も早い復興に向けて引き続き精一杯努力したい」と決意を示すとともに「来年11月5日に向けて、世界各地において津波に対する意識向上のための啓発活動等を通じ、我が国がイニシアティブを発揮していくべきであり、政府において是非リーダーシップを発揮して頂きたい」と政府に積極的な取り組みを促した。


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国体、わかやま大会感謝の集いで天皇杯披露、万歳三唱で成功祝う 〈2015年12月5日〉

2015年12月05日 08時30分00秒 | 記事

万歳三唱をする仁坂知事(右から2人目)ら

披露された天皇杯と表彰状、メダル


 今秋、県で開催された紀の国わかやま国体(第70回国体)と紀の国わかやま大会(第15回全国障害者スポーツ大会)感謝の集いは3日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開き、選手や募金・協賛企業、実行委員会のメンバーら約550人が出席した。和やかなムードのなか、男女総合優勝で獲得した天皇杯の披露や活動報告、万歳三唱などで大会の成功を祝うとともに、大会で印象づけたスポーツ王国和歌山のますますの発展を誓い合った。

 両大会の成功を記念しての催しで、はじめに両大会実行委員会委員長の仁坂吉伸知事は「素晴らしい大会でした。スローガンは『躍動と歓喜、そして絆』。一生懸命全力を出し切った選手の方をはじめ、大会に携わったさまざまな皆さんがそれぞれのポジションで躍動し、県民の皆さんもそんな姿を見て歓喜がいっぱいになりました。大勢の方々の絆が深まり、全国の心が一つになりました。県民には大変大きな絆が生まれました。心からお礼申し上げます」とあいさつ。県議会の前芝雅嗣議長は「一生懸命に挑む選手の姿は私たち県民に夢と感動を与えてくれました。両大会の成功を和歌山のさらなる発展につなげたい」と述べた。
 このあと男女総合優勝で見事獲得した天皇杯、男女総合優勝と女子総合(皇后杯)2位の表彰状、わかやま大会のメダルが披露され、会場は大きな拍手に包まれた。続いて国体の県選手団代表で星香里総監督が「この成績は選手一同が優勝して県を元気にしたいと頑張り、心を一つにして戦った結果だと思います。皆さんの応援のお陰で最後まで頑張ることができました」、わかやま大会選手団の阪本憲二副団長は「練習の成果を発揮した選手の皆さんはじめ、役員や協力してくださった多くの皆さんのお陰です」と感謝。県聴覚者障害者協会の福田美枝子会長は手話による情報支援ボランティアの活動を報告し、ダイジェスト映像で両大会の模様を振り返り、県議会スポーツ振興議員連盟の尾崎要二会長の発声で乾杯。出席者らは大会の思い出話に花を咲かせたり、今後の活躍を誓い合ったり、親睦を深め合うなど会場は和やかなムードに包まれた。最後にチーム和歌山応援団長のウインズ平阪さんの音頭で万歳三唱をし、大会の成功を喜びあった。
 県選手団は国体で天皇杯が2257点、皇后杯が999・5点、わかやま大会では金56、銀33、銅38の計127個のメダルを獲得した。


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栽培30年、川辺産のユーカリが香港の動物園へ初出荷 〈2015年12月4日〉

2015年12月04日 08時30分00秒 | 記事

川辺産のユーカリが海を越えて香港へ(写真は千津川の園地)

香港へ着いた状態のユーカリの木


 日高川町の川辺森林組合は、大阪市立天王寺動物園で飼育されているコアラのエサとなる「ユーカリ」を約30年間、提供している。そんな中、同動物園を通じて香港のアミューズメントパークからユーカリの提供依頼が舞い込み、11月末に初出荷した。ここ数年は天王寺動物園のコアラが減少し、ユーカリの出荷量も減少しているが、海外出荷をきっかけに国内外向けに再び需要増の可能性が高まると期待される。

 川辺森林組合では、昭和61年からコアラのエサとなるユーカリを栽培し、天王寺動物園に出荷。同動物園が必要とするユーカリの3分の1を提供し、コアラの飼育数が5頭以上ある時期などは多くのユーカリが出荷されていた。平成22年にはユーカリの葉を提供する縁をきっかけに、川辺地区の児童らが天王寺動物園を訪れて贈呈したことなどもあった。
 その後、天王寺動物園のコアラ飼育数が減少したことに伴ってユーカリの出荷量は減少しているが、昨年、コアラを飼育する香港のアミューズメント施設「オーシャンパーク」でユーカリの入手が困難となり、天王寺動物園を通じてユーカリの提供依頼が舞い込んだ。川辺森林組合は昨年、応急対応でプレゼントとしてユーカリを贈ったが、今年は約20キロ入りのケース3箱を11月末に初出荷し、香港のコアラを喜ばせているという。
 日高川町のユーカリは、旧川辺町時代から矢田地区を中心に栽培。現在は、千津川、土生、小熊地内など10カ所の園地を借りて約7000本を栽培しており、周年で年間1万本近い切り枝を生産してきた。今後は、天王寺動物園への提供だけでなく、国内でコアラを飼育する施設への提供を目指しており、すでに関東地方の動物園にサンプル出荷を行うなど新たな需要獲得にも明るい手応えを感じている。


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御坊署が年末年始特別警戒出発式で士気高める 〈2015年12月3日〉

2015年12月03日 08時30分00秒 | 記事

警戒活動に向かう白バイ隊員ら

野口小児童が啓発物資配布


「わかやま冬の交通安全運動」が1日に始まった。10日まで。御坊警察署は午後1時から同署玄関前で、年末年始特別警戒の出発式を行い、署員と御坊市少年補導員、交通安全協会員、交通指導員らが参加し、管内の事故防止や犯罪抑止に努めるよう士気を高めたほか、午後1時30分からは、県・御坊市職員、署員らが啓発活動も実施し、運動の重点を啓発した。

署員らが玄関前に整列した後、保富速人署長が「年末は車の往来が増え、強盗、飲酒運転、万引き、車上狙いなどの発生が懸念される。徹底して検挙に取り組んでいく。一方だけではなく、警察と住民がお互い手を取り合い、地域に安心、安全を届けて、子ども、高齢者のみなさんに元気に新年を迎えてもらいたい」と訓示。出発申告の後、青色回転灯装着車(青色パトカー)、白バイ、警察車両などが警戒活動に出発した。
 このあと、オークワロマンシティ御坊店で、御坊警察署、日高振興局、交通指導員会、御坊市交通安全母の会ら約100人が交通安全を呼びかける街頭啓発を行った。
 振興局の嶋岡真志主幹(人権・県民担当)が「安心、安全して暮らせる日高地方目指して頑張りましょう」とあいさつ。買い物客に啓発物資のポケットティッシュ、啓発チラシ、蛍光タスキなどのセット、500セットを配し、運動重点の「子どもと高齢者の交通事故防止」、「飲酒運転の根絶」、「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」を呼びかけた。
 野口小1年生も啓発活動に参加し、買い物客らに「交通安全お願いします」と呼びかけながら配布、受け取った人も「ありがとう」と笑顔。白バイ、パトカーの展示や県警のマスコットキャラクター「きしゅう君」も駆けつけ、子どもらは大喜びだった。
 昨年の同運動中の御坊署管内の人身事故は6件。うち「出合い頭」2件、「左折巻き込み」2件、「右折車と直進車衝突」1件、「追突」1件だった。昨年に比べ1件減少し、傷者は4人減った。
 県下では、131件(昨年131)、傷者は178人(同154)。死者はなかった。


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日高観光物産センターリニューアルや延伸効果で売上伸ばす 〈2015年12月2日〉

2015年12月02日 08時30分00秒 | 記事

日高観光物産センターの運営施設が売上伸ばす
(リニューアル効果の上り線施設)


 日高観光物産センター(株)が印南町西ノ地、阪和自動車道印南サービスエリアに設けている施設の運営が上り線施設が10月だけの売り上げが過去最高となるなど好調だ。上り線は今年4月23日にリニューアルオープンした効果が現れた形で、下り線も高速の延伸効果で9月、10月と大幅に売上を伸ばしており、同センターの代表を務める印南町の日裏勝己町長はリニューアル効果を喜ぶとともに「日高の情報発信基地としてより充実した運営に努めたい」としている。

 リニューアル工事は、上り線施設がオープン10年目を迎え、9月に開催される紀の国わかやま国体を契機にさらに誘客を図ろうと既存施設を増設する形で行い、4月23日から営業を始めた。従来の軽食レストランを物産販売コーナーに改装し従来の2倍の広さに拡張するとともに観光バスの団体客に対応できるようにと施設の隣接地に新たに鉄骨造り一部2階建ての食堂棟を増設した。
 5月以降の月別の総売上はいずれも前年同期を上回っている。特に8月は2920万2423円と前年同期に比べ約600万円増え、売上過去最高だった3年前の平成24年8月の2918万538円を上回ったほか、入場者数もこれまで最高だった2万9037人を上回り3万355人と3万人を初めて突破した。
 下り線も5月以降の月別総売上は前年同期をいずれも上回っており、特に9月が前年比136%の993万3703円、10月は852万9493円と前年比141%となった。
 11月はまだ集計されていないが、同センターの寺前強己支配人は、上下線とも前年同期を上回るだろうと見ている。寺前支配人は、通行量は前年と比べ余り変わっていないとし好調の要因を「上り線は施設をリニューアルしたことでこれまでトイレや休憩でただ立ち寄るだけの人が多かったが施設に足を運んでくれる人が増えた。下り線はすさみ町まで延伸したことで立ち寄る人が多くなった」と分析。「好調を維持できるようさらに施設運営の充実に努めたい」と話している。


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子ども・若者育成支援県民大会で感謝状や表彰状贈呈 〈2015年12月1日〉

2015年12月01日 08時30分00秒 | 記事

「学校と社会のつながりが大切」と仁坂知事


 県と(公社)県青少年育成協会主催の平成27年度子ども・若者育成支援県民大会は28日、日高川町の日高川交流センターで開かれ、青少年の育成支援に携わる団体や学校関係者ら約600人が参加。感謝状や表彰状贈呈、フォーラムなどで青少年の健全育成支援への決意を新たにした。

 子どもたちの健やかな成長を願って地域全体で子どもたちを育成する仕組み作りを目的とした大会で、「みんなで育てよう!和歌山の子ども・若者~つなげよう 次世代へ育成の力を~」がテーマ。はじめに仁坂吉伸知事(県青少年育成協会会長)は「子ども、若者をめぐる問題は学校だけでなく社会全体の問題。学校と社会が密接につながりを持って、子どもたちを育てていくことが大切です。『和歌山は立派な若者が育つ』と自分たち自身が思い、他に思われるそんな地域を作っていきたい」とあいさつ。地元日高川町の市木久雄町長も祝辞で「この大会を契機に地域ぐるみでの子ども、若者作りにつなげていきたい」と述べた。
 このあと仁坂知事が、青少年の健全育成などに貢献した15人、3団体に感謝状、県青少年育成協会会長として7人、1団体に表彰状を贈呈。日高地方からは青少年補導委員会部門で小池佐左夫さん(65)=御坊市=、伊奈隆司さん(68)=同=、山下豊巖さん(57)=日高川町=、善行少年部門で日高高校・同付属中学校・地域合同避難訓練実行委員会が知事感謝状を受賞。受賞者を代表して山下さんが「栄えある賞をいただき、身に余る光栄です。これもひとえに、県内の若者健育成、非行防止に尽くされている関係各位の皆さまのご指導のたまものと感謝しています。この受賞を機にあらためて子ども、若者の健全育成への支援の重要性を自覚し、地域活動に尽力していきます」と決意を述べた。
 県内8地域の循環活動隊への「子ども・若者育成支援強調月間」の知事メッセージ伝達式の模様が報告され、アトラクションとして中津中学校2年生の塩崎優衣さんが少年メッセージ2015日高地方発表会優秀賞受賞(県大会入賞)の「私の進む道」を発表。このあと、地域の育成力を考えるフォーラムが行われ、日高川町教育委員会の豊嶋法雄さん、同町ジュニアリーダーOBの三池佳代子さんら4人がパネルディスカッションで「つなげよう 次世代へ育成の力を~」テーマに話し合った。


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