私が初めて北海道をツーリングしたのは、1994年8月13日から8月23日に掛けてでした。
今から22年前になりますが、覚えているうちに書いておこうと思います。
この時はソロではなく、私をバイクの道に引きずり込んだSportster1200乗り(私はVF750F)の友人を撒きこんで、2人でツーリングに出発しました。
友人と相談の結果、キャンプはせずに、ライダーハウス、ユースホステル、宿を臨機応変に利用する事とし、ライダーハウス宿泊用に、事前にアウトドアショップでシュラフだけ新たに購入しました。
そして、遂にやって来た8月13日。会社の寮を出発し、千葉の大洗フェリーターミナルに到着しました(当時は栃木県小山市に住んでました)。
船の名前は確か「へすていあ」でした。
当時は北海道に向かうライダーが多く、しかも皆若かった(20代がゴロゴロ)ので、船の中でも話が弾みました。
私が大阪出身で関西弁でしゃべっているだけで、「ぼくも関西なんですよ」と言って話しかけられたりもしました。
その中のライダーの1人は、大阪から大洗港まで自走して来てこのフェリーに乗ったと言ってました。なかなかの強者ですね。私は今でもそんなことできません。
そんなこんなで翌日8月14日の夕方に、フェリーは室蘭港に到着しました。今はこの航路が無くなっちゃって寂しいですが…
当時はインターネットはおろか、携帯電話も普及していなかったので、フェリー内の公衆電話から、室蘭のユースホステルに電話を掛けて、予約を入れました。
フェリーが室蘭港に着いたのは、確か午後6時頃。下船してすぐ室蘭ユースホステルに向かいました。
そして風呂入って飯食って、宿泊者皆で近くの丘まで散歩して、室蘭の夜景を鑑賞しました。
ここで出会った私より少し若い女の子が、「襟裳岬」と大きく書かれたエプロンをしていて、「これを着たまま、電車に乗って襟裳岬に向かう」と言ってました。
でも、鉄道は様似までしか伸びて無かったハズです。彼女は目的の襟裳岬に行けたんでしょうか。ナゾです。
このユースホステルで出会ったライダーに「富良野とか美瑛の丘はきれいだよ」、ペアレントには「きちう岬がきれいだから、明日行ってみるといい」といろいろおすすめ情報を教えてもらいました。
てな訳で、北海道上陸1日目は、バイクに乗ったのはほんの20分くらいでした。
2日目からツーリングの本番が始まります。