1994年8月20日。
浜頓別ユースホステルで朝を迎えました。
雨は前日の夕方には止んだものの、いつまた降り出してもおかしくない様な雲行きでした。
前日に、近くの「モケウニ沼」の見物を進められたので、国道238号線を走ったのですが、看板等が無かったので、見つけられずスルーしてしまいました。
この時は、エサヌカ線の存在を知らなかったので、ずっと国道で宗谷岬まで行ってしまいました。
でも、1994年にエサヌカ線って有ったんでしょうか?当時の地図も失くしてしまった私は、それを調べる事もできません。
宗谷岬に着いた時には、もうカッパを来ていたのを覚えています。
今と違って、岬の駐車場には数十台のバイクが止まっていました。
私たちは岬の最北端のモニュメントで写真を撮って、ノシャップ岬に向かいました。
宗谷丘陵の存在も知らなかったので、ずっと海岸線を走ってしまいました。
当時のノシャップ岬はすごく素朴なところで、イルカのモニュメントがさびしげに佇んでいました。
2009年に再び訪れた時には、近くに大きな土産物屋ができていて、観光地化されていてびっくりしました。
岬の近くの食堂でウニ丼を食べて、日本海沿いに走りました。
これが有名なオロロンラインだった訳ですが、全線に渡ってどんよりした曇り空で、展望と気分はイマイチだったのを覚えています。
でも、この道では、数えきれないくらいのバイクと擦れ違いました。
今年は22年振りに同じルートを走りましたが、バイクは少なかったですね。
私たちは更に南下し、天塩、羽幌、留萌、増毛を通過して、雄冬のとほの宿に辿り着きました。
「ぼちぼちいこか」という、なぜかコテコテの関西弁の宿です。
今は増毛に移転して営業しています。
確かこの宿に着いたのは3時頃だったので、宿の主人に教えてもらった近くの(と言っても30kmくらい先ですが)海水浴場に行って、ひと泳ぎしました。
この日は、バックパッカーの外国人と、バス旅行中の兄ちゃんと、ツーリングライダーが2人、宿泊してました。
晩飯前に宿の主人の車で、近所の温泉まで連れて行って貰い、夕食はジンギスカンでした。
夕食の後はミーティングが始まり、宿の主人のギター弾き語りなどで盛り上がったのを覚えています。
この宿が結構印象に残ったので、15年後の2009年の北海道ツーリングの時に、また宿泊しました。
夕食の後のミーティングはやっぱり面白かったですね。
続く。