1994年8月18日。
羅臼のライダーハウスで朝を迎えました。この日もいい天気です。
朝6時半頃出発し、知床横断道路を通って、カムイワッカの滝に向かいました。
知床横断道路は良かったんですが、道道93号線は途中からダートになり、カムイワッカの湯の滝まで、延々片道10kmをヒヤヒヤしながらはしりました。
コーナーの外側にはガードレールなんか無いし、下手したら転落ですから。
それでもなんとか、目的の湯の滝に到着しました。
ジーパンを脱いで海パン姿になり、ライディングブーツをビーサンに履き替えて、滝を登りました。
下の方の滝壺は、湯がぬるくてイマイチだったんですが、上流に向かうにつれて湯が適温になり、温泉を満喫する事ができました。
今は、安全上の問題で、上の方に登れないみたいですから、温めの湯にしか浸かれないんでしょうね。
温泉を出た私たちは、元来たダートを引き返し、国道伝いに斜里に出て、そのまま網走まで走りました。
網走でお約束の網走刑務所を見学して、ここから内陸の方へ入って行きました。
途中ガソリンスタンドの店員さんが、「天気が崩れて来るみたいだから気を付けて」と声を掛けて貰いました。
この頃は天気予報を調べようと思ったら、公衆電話から177を掛けるか、テレビかラジオの天気予報を見るしかなかったですから、このような情報は有りがたかったのです。
内陸に向かって走っていると、情報通り雨が降って来ました。しかも結構激しく。
カッパを着こんで走っていた私たちは、午後4時頃層雲峡に到着しました。
層雲峡の観光案内所で宿を探してもらって、無事この日の宿を確保する事ができました。
今年この時泊まった宿の名前を忘れてしまったので、今年のツーリングで寄り道して探してみたのですが、分かりませんでした。
これはもう、永遠の謎になってしまいそうです。
続く。