ある学校の校舎に使用する鉄骨が出来上がったというので、工場へ確認しに行きました。「製品検査」という段階です。
今回は部材の大きさを調べる他、溶接部を超音波で検査することにしていましたが、工場ではいろんなオプションを用意してくれていて、勉強してしまいました。
まず鉄骨の素材が何なのか(SM材かSS材か)の真偽を測る機械で、梁をチェック。注文通りの材料で製作されていました。
次ぎにさび止め塗料の塗り厚を計測。もちろん塗料を剥ぎ取るわけにはいきませんから、これまた携帯サイズの機器で、”ピッ”一発表示。単位は「ミュー㍉」でした。(子どもの検温器もこれくらい早ければいいのに・・・・)
さて最後は溶接部の超音波試験。レーザーで傷の有無を探すのです。専門の検査員さんが、対象部分に沿って端子を動かし、ディスプレーで波形を確認するのです。
という機械の検査と、メジャーによる寸法検査を無事終えた鉄骨は、いよいよ来週現場で組み立てられます。
現場では柱の真ん中に、高さ調整用のモルタル饅頭が出来て、こちらも準備完了となっていました。