どんな人にでも、好き嫌いはあります。。
学校や職場や家庭、ご近所さんとの人間関係でも好き嫌いはあるで
しょうし、気の合う人合わない人がいるのは当然と言えると思います。
好き嫌いの感情をあらわにするのはあってはならないことですが・・・
人間である以上、そういう感情があるのは仕方ない事だと思います。
ではいったい人の好き嫌いは、何によって決まるのでしょうか?
仏教のお釈迦様の教えによれば、人の好き嫌いはその人との『縁』で
決まると説かれ、しかもその『縁』は、今生だけでなく、何世にもわたる
遠い過去世からの縁だと説かれています。
あなたの気になる人は縁のある人です、「好きで仕方なかった人」
や「今でもよくその人のことを思い出す人」は縁のある人、逆に
「顔見るのもイヤだった人」も縁のある人です。
名前を聞いても顔を思い出せなかったり、例えば同窓会で顔を見ても、
あれ!こんな人いたっけ、という人は縁が薄い人だったといえるでしょう。
「袖(そで)触れ合うも多生の縁」ということわざがあります。
電車やバスで、たまたま隣に座った見ず知らずの人と袖や肩が触れ
合ったりすることがありますが・・・
偶然に、そうなったと思われるでしょうが決して偶然ではなく、その人
と過去世から何らかの縁があったからですよ、という意味です。
人生には、人から嫌われたり無視されたり、評価されなかったりして、
辛く寂しい思いをすることもありますが・・・
どうしたって自分と縁のない人はあります。。
嫌われても無視されてもさほど悲観することはない・・・自分を慕って
くる人があっても、有頂天になることもない。
すべてはその人との『縁』の問題だと達観すれば・・・人間関係であまり
思い悩むこともないのでは?と想われます。
数多あるブログの中から”多生の縁”によって、拙ブログを訪れて
下さった方々に感謝致します。
シャクヤクの花。