二十四節気七十二候、立夏の末候(5.15~5.20)は、
「竹笋生(たけのこしょうず)」です。
旬の味覚である筍(たけのこ)が竹林のあちこちで
ニョキニョキと生えてるのを見かけるころですね。
筍(たけのこ)という字は竹に旬と書くように、筍は土から
ほんの少し顔を出した頃がやわらかくて食べごろですが・・
でも油断していると、アッという間に伸びて成長して固くて食べら
れなくなってしまいます。。
孟宗竹の筍はなんと1日で最大1mも伸びる!場合もあるそうです。
その驚異の成長力バワーにはビックリですね!(@_@)。。
そこで、何故?筍はそんなに速く成長できるのか?
その理由を調べてみました。
筍の驚異の成長力パワー3つの秘密。
その1,
他の植物は茎の先端で細胞分裂をして大きく成長していくのに比べ、
竹は60個ほど有る節毎に帯状に成長するための細胞が集まっており、
その沢山の節毎にどんどん伸びてニョキニョキ大きくなるのだそうです!
その2,
竹の中身は節のお皿以外何もなく、中が空洞になっているため、中身が
ぎっしりと詰まっている他の木等に比べ、中身が詰まっていない分余計
な労力がかからず大きくなるのに時間がかからないそうです!
その3,
竹は地下でつながっていて、筍もその地下茎から出てきていますから、
成長に必要な栄養を他の竹からどんどん供給されるので、普通の植物
より も急速に生長することが出来るのだそうです!
でも・・
竹は筍が生える春たけなわの頃になると、地中の筍に養分を取られ
てしまうため、古葉の色があせはじめて黄色みを帯びた褐色となり
やがて落葉します。
この様子が、草が枯れたり木々の紅葉に似ているところから、
「竹の秋」と呼ばれています。