庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

病葉(わくらば)♪川は流れる

2022-08-26 06:55:38 | 日記・エッセイ・コラム

晩夏の川辺を散歩していると・・

川の水面に浮かぶ病葉(わくらば)が目にとまった。

紅葉の季節にはまだまだ早いが・・

秋を待たずして赤や黄色に変色したり、落葉している木の葉のこと
を「病葉(わくらば)」といいます。

風通しの悪い所の葉が多く、細菌に侵されたり、虫に食べられたり
しているものが多い。。

まだ夏なのに病変して変色した病葉を見るのは、若い人が病におか
された姿を見るようでなんとなくわびしく、寂しい思いにかられて
しまいます。

水面に浮かぶ病葉(わくらば)。

そんな病葉(わくらば)を見ていると・・・

昔、仲宗根美樹が歌って大ヒットした「川は流れる」の曲を
懐かしく想い浮べてしまいます。。 

この叙情に満ちた歌詞と哀調を帯びたメロディを聴くたびに、
病葉が川面に浮かんで流れゆく情景が浮かんできます・・

特にこの曲の最後のフレーズ、

 ♪人の世の塵にまみれて なお生きる 

   水をみつめて 嘆くまい 明日は明るく...

 を聴くたびに、胸にグっときてしまいます。

横井弘の作詞の中では抒情歌謡の「あざみの歌」と並ぶ傑作だと思う。。

「川は流れる」 作詞:横井 弘、作曲:桜田誠一、唄:仲宗根美樹

 ♪病葉(わくらば)を 今日も浮かべて
  街の谷 川は流れる
  ささやかな 望み破れて
  哀しみに 染まる瞳に
  黄昏(たそがれ)の 水のまぶしさ

 ♪思い出の 橋のたもとに
  錆びついた 夢のかずかず
  ある人は 心つめたく
  ある人は 好きで別れて
  吹き抜ける 風に泣いてる

 ♪ともし灯も 薄い谷間を
  ひとすじに 川は流れる
  人の世の 塵にまみれて
  なお生きる 水をみつめて
  嘆くまい 明日は明るく 

 

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