この時季の散歩で河原や空き地に群生して目立つのは、在来種の白い
ススキと外来種の黄色いセイタカアワダチソウの場所取り合戦である。
たしか子供の頃はススキしか知らなかったような気がするが・・
セイタカアワダチソウの黄色い花が河原や空き地などに群生し出した
のは、20~30年前頃からだった様に記憶している。
セイタカアワダチソウは、もともと明治時代に切り花用の観賞植物とし
て導入された帰化植物(外来種)です。
根から周囲の植物の成長を抑制するアレロパシー(化学物質)を出す事で
ススキ等の他の在来の植物を駆逐して、一時は秋になると河原や空き地
を濃黄色の花で埋め尽くす様に群生して大繁殖していたものである。
その為外来生物法により要注意外来生物に指定され、日本生態学会によって
日本の侵略的外来種ワースト100にも指定され、各地で刈取りや抜き取りなど
の駆除活動も展開されている。
そんな事も有って、我が世の春を謳歌して大繁殖していた
セイタカアワダチソウも派手な繁殖が少なくなりつつあり、
それほど背の高くないものが多くなっている。
セイタカアワダチソウの勢いが衰えてきた土地にはススキなどの
在来植物が再び勢力を取り戻しつつある。。
セイタカアワダチソウの花で吸蜜するシジミチョウ。
「栄枯盛衰世の習い、驕る平家は久しからず」の言葉は・・
人の世だけではなく自然界にも言える事だと思う。。
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