二十四節気七十二候、立秋の次候(8,13~8,17)は「寒蝉(ヒグラシ)鳴く」です。
蝉(せみ)は夏の季語ですが、法師蝉(ほうしぜみ)や蜩(ひぐらし)は秋の季語
になるそうです。
「寒蝉」はツクツクボウシとヒグラシ、どちらにも使われる言葉なのだそうですが・・
七十二侯では(ひぐらしなく)となっていますのでやはりヒグラシのことでしょう。
日中の猛暑もようやく少し和らいだ夕暮れ時、庭先で庭木の水やりをしていると、
隣の森からカナカナカナ~と涼しげなヒグラシの鳴き声が聴こえてくる。
この声を聴くと、涼しい風が一緒に吹いてくるような気がしてホッとします。
カナカナカナ~と涼しそうな声で鳴き交わすヒグラシ。
早朝か夕方、涼しくなってから鳴くカナカナ蝉の合唱、
蝉しぐれは・・
自然の1/fゆらぎの揺らぎのリズム感があって、聴いて
いてとても心地よい。。
いつもお盆頃になると鳴き始める晩夏の蝉、ツクツクボウシの
鳴声も先日から聞こえ始めた・・
透明な翅が美しいツクツクボウシ。(画像は蔵出し)
ツクツクボウシの声を聴くとそろそろ夏も終わりが近いと感じる。
隣の森からは、夏の盛を謳歌するように蝉たちがこの時とばかりに
一斉に鳴きしきっている。
ニイニイゼミにアブラゼミ、ヒグラシに加えてミンミンゼミやクマゼミ
も加わって一斉に蝉しぐれの大合唱が始まります。。
最近ではそれに加えてじーさんの耳鳴りも加わり、セミが鳴いているのか?
耳鳴りなのか?何が何だかわけが分からなくなる?困ったものだ (*_*;。。
それにしても羽化するまで何年も地下で過ごし、やっと地上に出てからは
わずか一週間ほどの短い命しか無い蝉・・・
短い命の間に次の世代に命をつなぐため、必死に雌を求めて鳴いている
のかと思うと・・・
思わず頑張れよ!と言ってやりたくなる。
主に午前中に鳴くのがクマゼミで、日中の暑い時間帯にうるさく鳴き続け
るアブラゼミやミンミンゼミの声は、暑苦しさが一段と増す様でうんざり。
アブラゼミ。
ミンミンゼミ。
クマゼミ。
春先から鳴き続けていたウグイスのさえずりも、お盆頃から
聴こえなくなり、今が盛のこの蝉しぐれも季節の移ろいとと
もに徐々に弱くなり・・
やがて秋の虫の音にその座を譲る事になる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます