今年も新潟の実家からそら豆が送られて来た、今の時期しか食べられない
旬の味なので、早速茹でて晩酌のビールのつまみとして美味しく味わった。
ビールに合うおつまみとしては、他に枝豆も良いが枝豆は夏~秋までもっと
長い間楽しめるのに比べそら豆の旬は短く、今の季節だけの楽しみである。
都会育ちの人は、そら豆がどのような形で実るのか?見たことの無い人も
多いと思うが、その名の通りに空に向かって上向きに実が付くので、そら豆
と言われるようになったそうである。
毎年送ってくれる実家の義姉に感謝しながら、今の時期ならではの旬の味
を楽しみながら味わった。
今は24節季の芒種で、イネ科の植物の種をまく頃と言う意味だが、
日本では直接水田に種を蒔かず、苗代で苗を育ててから田植えを
行っている。
今では田植えも機械化されて随分楽になったが、昔は中腰で早苗を
1束毎に手で植えていたので、腰が痛くなり大変な重労働だった。
田植えは農家にとっては一大イベントで、人手がかかるので近隣の
集落同士で、結(ゆい)と言う契約を結んで、お互いに日を決めて助け
合って田植えを行っていたものだが、今では機械化されてそんな習慣
も無くなってしまい、少し残念な気もする。
昭和30年代の子供の頃までは、小学校でも一週間の田植え休みが
あり、子供も田植えの手伝いをさせられて、辛かったが今となっては、
懐かしい思い出での一つである。
横浜地方も昨日から梅雨入りして、今日は本格的な雨の一日となった、
これからしばらくのあいだ鬱陶しい雨の季節が続くが、植物の生育には
恵の雨でもある。
雨に似合う花と言えばやはりアジサイだが、我が家の庭のアジサイの
花も色付き出し、これからしばらくは雨に濡れた、アジサイの花を見る
のが梅雨の季節の楽しみの一つ。
最近は品種改良等で、花色の美しい豪華なアジサイ等色々な品種も
出回っているが、原種に近いブルーのアジサイや、素朴な美しさのある
ヤマアジサイの花が好きである。
毎年庭にコリウスの苗を何種類か買ってきて、庭に植えて赤や黄色
等色々な葉色を楽しんでいる、これから秋の終わりまで長い間楽しめ
病害虫にも強く手間いらずで、花のあまり咲かない時期や、日陰の庭
でも楽しめるので重宝している。
特に栄養系のコリウスはどんどん大きくなり、これから梅雨の時期は
脇芽を切って挿し芽にするとほぼ確実に根付いて、どんどん増やす
事が出来るので経済的でもある。
秋口に涼しくなってくる頃になると、葉色が一層鮮やかさを増して穂
が伸びて花が咲き始める、小さな薄紫の花も結構可憐で楽しめるの
だが、花が咲く前に花の穂を摘み取ると、より長く秋の終わりまで楽
しむ事が出来る。
昨日までの暑さが少し和らいだので、梅雨の前に庭に出て雑草取りを
やったが、アジサイの花が色付き始めており、庭先にはドクダミの白い
花も咲きだした。
ドクダミは、昔から十薬と言われるくらい薬効があり、生命力の強い
薬草だが、独特の匂いがあり放っておくとどんどん増えて困るので、
雑草と一緒に刈り取っているが、花は白い十字形で結構綺麗な花で
ちょっともったいない気もする。
まだやった事はないが健康茶のドクダミ茶をつくるには、この花の
咲く今頃に刈り取って、乾燥して利用するのが一番良いと言われて
いるのでいつかやって見たい。