くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

第1回韓国ミュージカルアワード 大賞は『スウィーニー・トッド』

2017-01-17 00:48:00 | 韓国エンタメ













『スウィーニー・トッド』ミュージカルアワード大賞・・・主演賞 チョン・ソンファ、チョン・ミド

ミュージカル人が創った意味ある授賞式の第一歩
『私とナターシャと白いロバ』最高創作ミュージカル



ミュージカル『スウィーニー・トッド』が2016年最高の作品に選ばれた。

『スウィーニー・トッド』は16日午後 ソウル・龍山区梨泰院 ブルースクエア サムソン電子ホールで開かれた第1回韓国ミュージカルアワードで
創作ミュージカルとライセンスミュージカルをあわせて最高の作品に与える‘大賞’受賞作に選ばれた。

昨年6月から10月まで ソウル・蚕室 シャルロッテシアターで上演された『スウィーニー・トッド』は19世紀の英国を時代的背景とした 
家庭の家長であり理髪師だったベンジャミン・パーカーの復讐劇を描く。
特にチョ・スンウ、オク・ジュヒョン、ヤン・ジュンモ、チョン・ミドら国内最高の俳優たちが総出動してミュージカル開幕前からミュージカルマニアたちの熱い支持を受けた。

シン・ジュンス プロデューサーは受賞を予想できなかった様子で「思いがけない受賞のようだ」としながらも
「この作品はとても素敵な芸術性を持った作品だ。この場に一緒にいられない演出家エリック・シェーファーにも感謝を伝える」と語った。

ミュージカル人が直接出て かろうじて成し遂げた“第1回韓国ミュージカルアワード”は ここ数年間続いたミュージカル市場の不況で消えてしまった
ミュージカル授賞式を蘇らせたという側面で大きな意味があった。

シン・ジュンス プロデューサーは「今日 授賞式で先輩・後輩のミュージカル制作者と俳優を見て感じる気分は 少し重くて粛然とするようだった」とし
「韓国で創った素敵な作品がアメリカをはじめ各国で上演される日を夢見てプロデューサーとして支える役割ができるよう努力する」と語った。

主演男優賞の栄 はミュージカル『キンキーブーツ』のチョン・ソンファに輝いた。
チョン・ソンファは「『キンキーブーツ』は舞台というものがどんなに楽しいもので どんなにありがたいものかを教えてくれた作品」とし
「あきらめようかと思ったが、初演に出た俳優カン・ホンソクがいつも私に‘先輩 上手にできるよ。やり遂げるんだ’と言ってくれた。本当にありがとう」と語った。

続いてチョン・ソンファは「俳優は死ぬまで発展しなければならない。最後まで発展する俳優になる」と誓った。

主演女優賞は『スウィーニー・トッド』のチョン・ミドが錚々たるライバルを押さえて受賞の栄冠を手にした。
チョン・ミドは「幼い時は私さえ上手にやれれば良いと思った。でも10年くらいしてから 多くの人の助けがあってこそ良い演技が出てくるということを悟った」とし
「そういう意味で『スウィーニー・トッド』で共演した俳優とスタッフがいて この賞を受けたと思う」と感謝の挨拶を伝えた。

『スウィーニー・トッド』は大賞と主演女優賞の他にも 新人男優賞(キム・ソンチョル)まで受賞し3冠王を占め、
創作ミュージカル『私とナターシャと白いロバ』もまた2016年ミュージカル作品賞、演出賞(オ・セヒョク)、脚本/作詞賞(パク・ヘリム)など3冠王を占めた。

この他に 男女助演賞のトロフィーはパク・ウンテ(ドリアン・グレイ)とシン・ヨンスク(レベッカ)が手にした。


第1回韓国ミュージカルアワード 受賞者(作)リスト

▲大賞・・・スウィーニー・トッド
▲2016ミュージカル作品賞・・・私とナターシャと白いロバ
▲主演男優賞・・・チョン・ソンファ(スウィーニー・トッド)
▲主演女優賞・・・チョン・ミド(スウィーニー・トッド)
▲プロデューサー賞・・・オム・ホンヒョン(マタハリ)
▲助演男優賞・・・パク・ウンテ(ドリアン・グレイ)
▲助演女優賞・・・シン・ヨンスク(レベッカ)
▲特別功労賞・・・パク・マンギュ
▲演出賞・・・オ・セヒョク(私とナターシャと白いロバ)
▲脚本/作詞賞・・・パク・ヘリム(私とナターシャと白いロバ)
▲作曲/音楽監督賞・・・イ・ジヌク(ラフマニノフ)
▲舞台芸術賞・・・オ・ピリョン(マタハリ)
▲振付賞・・・シン・ソンホ(ロギス)
▲アンサンブル賞・・・キンキーブーツ
▲新人演出賞・・・チュ・ジョンファ(インタビュー)
▲新人男優賞・・・キム・ソンチョル(スウィーニー・トッド)
▲新人女優賞・・・イ・イェウン(ドラキュラ、ウィキッド)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする