2002年 平壌で涙をこぼしたユン・ドヒョン、‘離散家族である祖母を想い’
韓国芸術団平壌公演に参加するYBが16年ぶりに平壌に行く所感を明かした。YBは2002年に開かれたMBC“平壌特別公演”で北朝鮮史上初のロック音楽の公演を披露したことがある。
29日『BBCニュースコリア』は平壌に行く前のYBメンバーのインタビュー内容を公開した。
ベーシスト パク・テヒは「再び行くことになり個人的に嬉しい」と語り、ヴォーカル ユン・ドヒョンは「もう一度平壌に行くことになるとは夢にも思わなかった」と満ちあふれた気持ちを表した。
YBメンバーはインタビューで2002年の平壌公演の裏話を打ち明けたりもした。
当時 会場の雰囲気が凍りつくとすぐにユン・ドヒョンは観客に北朝鮮の言葉で‘遊び人’を意味する‘遊ぶ鳥の群れ’のようだと考えて公演を見てほしいと頼んだ。
ユン・ドヒョンはこの時を振り返って「‘遊ぶ鳥の群れ’と冗談を言うとすぐ観客がパッとり笑って雰囲気が変わった」と伝えた。
特に公演の終盤“アリラン”を歌ったユン・ドヒョンは涙をあふれさせたりもした。当時ユン・ドヒョンはどっとあふれ出る涙をこらえきれず歌を中断するほどだった。
ユン・ドヒョンは「客席の前方に座っておられたおばあさんと目が合ったが その方が泣かれた」とし「そのおばあさんを見て離散家族である祖母が思い浮かんだ」と涙を流した理由を説明した。
彼は「とても悲しかった。おばあさんがどれだけ北朝鮮にいる家族が会いたいのか」とし「メンバーもみんな涙を流して演奏した」と打ち明けた。
ドラマー キム・ジヌウォンは「僕も泣きそうになったがぐっとこらえて演奏した。わんわん泣きたかったが そうしたらダメなんじゃないか」と語り、
パク・テヒは「記憶するしかなく、再び懐かしがるしかない どこでも受けるしかない大きなプレゼントをもらう感じだった」と回想した。
それと共にYBは「北朝鮮に16年ぶりに行くことになり より切実だ」とし「(今回の公演が)良いきっかけになったら良い」と公演に臨む所感を伝えた。
先日ユン・ドヒョンは自身のインスタグラムに今回の平壌公演で平和統一を祈願する曲“1178”を演奏する予定だと明かしたことがある。
韓国芸術団は31日に訪北し 4月1日 東平壌大劇場で単独公演、3日 リュ・ギョンジョン駐英体育館では北朝鮮芸術団と合同公演を行う。