パク・ヒョシンの力!・・・ミュージカル『ファントム』チケット販売1位
悪材料でも 総チケット販売額4271億、前年比 2%↑
ミュージカルが全体の半分・・・クラシック、オペラ 10%↓
30代女性の比重 今年初めて20代女性抜いて
■インターパーク 2016年公演実績決算
ミュージカル『ファントム』が2年連続でミュージカル部門最多販売公演の座についた。
公演チケット前売サイト インターパークが昨年 ジャンル別に公演チケット販売量を調査した結果 ミュージカル部門では『ファントム』が1位を占めたと10日 明らかにした。
パク・ヒョシンはミュージカル『ファントム』を2015年の初演に続き2年連続最多販売公演に上げて チョ・スンウ、キム・ジュンスの後に続く
ミュージカル界のブルーチップであることを再び証明した。『ファントム』は醜い顔を仮面で隠したままオペラ劇場の地下に隠れ住む悲しい運命を持ったオペラ座の怪人の物語だ。
ファントム役にはパク・ヒョシンが2015年初演に続いて再び合流し パク・ウンテ、チョン・ドンソクが新たにキャスティングされた。
パク・ヒョシンの回はチケットオープンするや即座に全席完売して彼のチケットパワーを実感させた。
2016年も変わらずライセンスミュージカルが強かった。この他に『ノートルダム・ド・パリ』『キンキーブーツ』『モンテ・クリスト』『ヘドウィグ』『スウィーニー・トッド』
『アイーダ』『マンマ・ミーア!』等ライセンスミュージカルが10位圏に布陣した。創作初演作である『マタハリ』は2位に上がる底力を見せた。
10位圏に進入した創作ミュージカルは『マタハリ』の他には『その日たち』(10位)だけだが ホン・グァンホが出演した『パルレ』をはじめ『エドガー・アラン・ポー』
『ペスト』『私とナターシャと白いロバ』『インタビュー』『ラフマニノフ』等 中小の創作ミュージカルの躍進が目立った。
コンサート部門では防弾少年団のコンサート“BTS LIVE 花様年華 on stage:epilogue”が1位をつかんだ。
防弾少年団は今年5つの正規コンサートとファンミーティングを 高麗大ファジョン体育館を皮切りに高尺スカイドームまで移して活発な活動をした。
順位圏にはBEAST、VIXX、INFINITE等アイドルグループのコンサートが 既成歌手のコンサートチケット販売実績を抜いて強さを立証した。
演劇はオープンラン公演の中ではここ数年間『屋根部屋の猫』と『ニュー・ボインボイン』に押された『ライアー』が今年1位を再度奪還してステディセラーを立証した。
リミテッドランの演劇の中には 狭いホテルの部屋で繰り広げられる3部作という独特な形式の『カポネ・トリロジー』が1位を占めた。
クラシック、オペラ部門では『カルメン』が、舞踊・伝統芸術部門ではユニヴァーサルバレエ団の『くるみ割り人形』が販売順位1位に上がった。
チェ・スンシルゲートと長期景気低迷など色々な悪材料にも 昨年1年の公演界市場規模は小幅に成長した。2016年インターパークの公演チケット販売金額は計4271億ウォンで
2015年に比べて2%増加した。この中でミュージカルが1993億ウォンで 前年より4%増加して最も大幅な上昇を見せた。キム・ソンギョン インターパーク課長は
「2015年上半期には中東呼吸器症候群(MERS)長期化の影響で公演市場が萎縮したが 昨年は新しい素材の中小創作ミュージカルが大挙して披露され
業界に活気を吹き込んだ」と説明した。コンサートと演劇部門もやはりそれぞれ前年比1%、3.5%増加した。
反面クラシックと舞踊公演チケット販売額はそれぞれ10%と5.4% 大幅に減少した。クラシック界の大手である企業がキム・ヨンナン法と内需不振で
公演支援・協賛を減らしたためだという分析だ。
昨年の公演界で最も強い消費力を誇った‘大手’は‘30代女性’だった。2016年の全体公演前売者151万2876名を対象に分析した結果 女性前売者の比重は69%で
男性の31%より圧倒的に高かった。これは2015年 女性66.7%、男性33.2%に比べて女超現象がよりいっそう深化した状態だ。
また今年 女性観客の比重を見ると 30代女性(34.9%)が20代女性(34.3%)を初めて抜いてメイン消費層に浮上した。
一方 すべてのジャンルを合わせて 女性観客が男性観客よりはるかに高く目立ったが クラシックの観客だけは60代男性が女性の60代観客より多かった。
年齢別に好きな公演のジャンルもはっきり分かれた。インターパーク ウェブ前売者324万7000名を対象に分析した結果によると ミュージカルジャンルの前売は
30代が46.6%という反面 コンサートと演劇前売は20代がそれぞれ40%、43.3%を占めた。