ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

前向きに生きています。
健康で楽しく生活できたらそれが一番
周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

火垂るの墓

2005年11月06日 | テレビドラマ
日本人なら、一度は見た事があるだろう
野坂昭如原作の「火垂るの墓」のドラマを
先日テレビでやっていました。

戦後60年スペシャルドラマ「火垂るの墓」

夏になると、アニメ版「火垂るの墓」を
やるのが定番ですが、
とにかく、フランダースの犬なみに
救いようのない展開が辛すぎて、だいたいは
チャンネルを代えてしまう我が家。

名作だけど、嫌いなアニメだ。
セツ子のあのあどけない幼さも、
清太の、健気な妹に対する献身的な愛情も
親戚のおばさんの鬼婆ぶりも、
辛すぎるから。

そんなアニメが、ドラマ化させることになり
録画してみてみたのだが、

アニメからそのまま飛び出してきたような
セツ子と清太。

セツ子・・・声も表情もアニメと一緒。
天才子役の誕生か。
昭和顔の清太さん、最近こういう顔立ちの人って
少なくなりました。
精悍な顔立ちで男前です。

あの当時、疎開先で
戦地で夫に死なれ、
残された子供4人と、足の悪い義弟を
食べさせていかなくてはならなかったところに
親戚二人(セツ子と清太)を
預かったわけだから、
親戚のおばさんの鬼婆ぶりは
心情的にはある程度理解できても
アニメでのあの徹底した鬼婆ぶりには
鬼畜を思わせるものがあり、吐き気を催すのですが

ドラマでは、このおばさんが
鬼畜化しなくてはならなかった心情を
描いていたりします。
演じるのは、あの松島菜々子

う、う~~ん、どうなんだろう
身なりも小ぎれいすぎて、
お肌がつやつやで綺麗なお姉さんみたいな感じで
違和感があったし、
どうせなら、濱田マリとか(ただのドメスティックババアになりそうか)
室井滋とか、原田美枝子なんかも良いかもしれない。



「死んだら負けよ」のドラマぶち壊し台詞に
それいっちゃあ、お終いだよ~
と、腰が砕けそうになってしまったわ。

この台詞、清太とセツ子を追い出した形になった
おばさんが、娘と一緒に二人を捜しにいき、
彼等が死んだとわかって、
娘が母に向かって「お母さんが二人を殺したのよ。
もう、生きていたくない」というシーン。
ここで母である松島菜々子が娘の頬をぶち
「戦争はこれから」「死んだら負け」
という台詞を言う。

作者としては、これはきっと
「生き残った者として、私たちは歯を食いしばって
生きて行くしかないんだ」ということを言いたかったんでしょう。

そうそう、我が家の笑い話を一つ。
このドラマが放送される日、
新聞を読んでいたオットに
「夜の9時から、何をやってるか見てくれる?」
といったところ、
「ああ、ひだるまの墓?とか言うのやってるで」
とオット。

ひ、火だるまの墓?????

ぎゃ~~~ははははは!
墓を燃やしてどないするねん!!

「火垂るまの墓」のアニメも知らなかったオットでした。
非国民めが(爆
コメント (4)
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