1979年・米
監督
ドン・シーゲル
脚本
リチャード・タークル
原作
J・キャンベル・ブルース
製作
ドン・シーゲル
製作総指揮
ロバート・デイリー
出演者
クリント・イーストウッド
パトリック・マクグーハン
音楽
ジェリー・フィールディング(英語版)
【あらすじ】
1960年初頭、サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島。
そこには鉄壁の牢獄アルカトラズ刑務所があった。
そこに入所してきた頭脳優秀なフランク・モリスは脱獄の方法を考えていたが、ある日通気口から外へ出られるという話を聞き、独房の小さい通気口への入り口を大きくしてそこから独房の外へ出て、脱出する手段を思いつく。
同じ頃、刑務所内で親しくなった囚人ドクが、趣味としていた絵描きを刑務所長に禁止されたことに絶望し、斧で指を切断する騒動が起きる。
憤慨したモリスは本格的に脱獄の準備に取り掛かり、囚人仲間たちに協力を依頼し、脱獄用の道具を取り寄せる。
【感想】
★★★★★
大好きで何度となく観た映画だ。
クリントイーストウッドが主演の映画にハズレはない。
34年の開所以来、63年に閉鎖するまで脱出不可能といわれたアルカトラズ刑務所。
そこから脱出を試みた男達を、実話を元にサスペンスタッチで描いている。
受刑者たちが、それぞれ得意分野を発揮して監視の目を盗んで、何年もの歳月をかけて脱出の準備を進めていく。
まさにハラハラ・ドキドキの手に汗握るサスペンス。
クリント・イーストウッドの、抑えた演技が抜群。
アルカトラズ島
1962年6月11日、フランク・モリスとアングリン兄弟が監房から消えるという有名な脱獄事件(1962年6月のアルカトラズ脱獄事件)が発生した。
手製のドリルで通気孔が広げられており、夜の見回り時に気付かれないよう、ベッドには作り物の人間の頭が置かれていた。
壁の後ろのパイプなどを伝って建物から脱出し、島の北東部から手製のいかだで脱出を図ったと見られているが、
島外にたどり着いたかは不明である。この脱獄劇は、後にクリント・イーストウッド主演の映画『アルカトラズからの脱出』に描かれた。
監獄からの脱獄といえば、網走刑務所にも確か凄いのがいた。
次回は、それをブログに書いてみようw
3階建ての監房の並び
看守が監視に立ったガン・ギャラリー。
1962年の脱獄事件で壁に開けられていた穴
ベッドに置かれていたダミーの頭