蜘蛛女のキス(★★★★★)
制作総指揮:
フランシスコ・ラマリオJr
制作:
デビッド・バイスマン
監督:
ヘクトール・バベンコ
原作:
マヌエル・プイグ
脚本:
レナード・シュレーダー
撮影:
ロドルフォ・サンチェス
音楽:
ジョン・ネシュリング
出演:
ウィリアム・ハート
ラウル・ジュリア
ソニア・ブラガ
ホセ・リュウゴイ
反体制運動グループの一人、
バレンティンは政治犯として、
ホモセクシャルのモリーナは少年を犯したとして、南米のとある刑務所の同じ監房に収容されている。
モリーナは、殺風景で退屈な監房の中で、
昔観たお気に入りの映画の話を、バレンティンに、夜な夜な聴かせる。
最初、モリーナに嫌悪感を感じていたバレンティンだが、彼の優しさに触れていくうちに、次第に心を開いていく
モリーナは、監房でひどい仕打ちを受けるバレンティンの世話をかいがししていくうちに、次第にバレンティンを愛し、バレンティンにも、ある感情が芽生え始める。
先に監房を出たモリーナは、バレンティンの仲間と連絡を取ることを約束するのだが……。
ウィリアムハートの、優しさに思わず涙が出てしまう。
あまりに哀しく切ない結末。
モリーナ役のウィリアム・ハートの演技が圧巻
映画を観たあと、本も読みました。
こんな言葉も
すっかり聞かなくなりました。
若者は反権力、反体制というのは
今ではもう過去のもの。
もう我が国には「左翼思想」というのは
風前の灯ですな。
応援ぽち
思想がどうとか言うよりも、この作品は人の愛を描いたお話だと思います。
ラストシーンの恋人に手をとられ海に向かう部分で、涙腺崩壊してしまい、中々座席を立てなかった思い出があります。
諦めなのか、無関心なのか、ドライなのか。
冷めている。
原作も読みました。強烈に印象に残る作品でした。
🎥を見続ける理由でもあります。
良い作品に出会いたくて