1997年の3月末、 小学校を卒業した12歳の長男はシドニーへ留学するため日本を経ちました。
彼のシドニーでの留学期間は、UTS(シドニー工科大学)を卒業するまで11年に及びました。
かれこれ25年前の話です。
オーストラリアはでっかいな
~シドニー二日目(2)~
◆2004/2/18(水)◆
三つ目の物件を見るまでの時間が2時間ほどあったので
ちょっと歩こうということになったのだが、
なにしろオーストラリアはでっかい。
道路も、建物も、人もすべてがでかいオーストラリア。
車は大きな道路をがんがん走り、下手すると跳ね飛ばされそうな勢いだ。
隣の街までだからといっても1時間、2時間歩く。
外は炎天下、日傘も帽子もなくて、紫外線がもろ。
顔がほてってくるのがわかる。
こりゃ相当日焼け焼けするね。
普段運動をしていないものだから、なまくら筋肉がびっくりしている。
すねも、ふくろはぎも痛み出してきた。
「暑い☀️😵💦 まだ歩くの?」
「道聞いたあの人、10分くらいって言ってなかった?」
「疲れた~ お腹痛いトイレ行きたい」
ナガオはわたしのせっかちが気に入らない。
「ここはオーストラリアだろ。
もっと、こっちの人間みたいにのんびりやろう」って、
あんたこっちは時間がないんだよ!
足が痛いの、なんとかならんのかよ、
まだ、歩くの?いつまで歩くの?
と、疲れてくると一人ぶりぶりと文句を垂れるわたし。
便意を催したため
ひたすら歩きながらトイレを探す羽目に。
「口を開けば、足が痛い、お腹すいた、トイレ」
「ほんと、わがままな親だよな。まさに、マイマザー(我がママ)だ」
と半ば軽蔑のまなざしでナガオは嘆くが、便意は止められないじゃないか(泣
それにしてもトイレがぜんぜん見当たらないね・・・・・・・・・・・
結局、炎天下の中1時間半歩き続け、ボトルショップでビールを買い、
トイレを借りることができたのだった。
これまで見てきた3件の物件がだめで、
ほんとに1週間で住まいを見つけることができるのか?
と不安になったのだが、
このアナデイルの物件で決めることができた。2日目で目的達成!!
スタジオタイプの一人住まい用のマンションだが、
・比較的新しくて、清潔で明るいこと
・学校までバスを使って10分もかからない、
・閑静な住宅街の中にある。
・回りに生活に必要なお店や施設が整っている。
・大きな不動産業者で信用できる
・値段が手ごろ(週165ドル)
・だんだんおしゃれになってく街よ(友人曰く)
時間があれば、もっとたくさんの物件を見て歩きたいのだが、
もうこれ以上の物件はないかもしれない。
これで決まりだ。
アパートメントの外観
保証金:840ドル
家賃(週):165ドル
手数料を払い、本契約は土曜日でその日に鍵をもらえる。
ナガオの住まいを探すという目的を果たすことができた。
やれやれ
帰宅したのは5時過ぎ。
見つかったという安堵感からか、どっと疲れがでてきた。
ああ、それにしても白米が食べたいのさ、私は。
私があんまりうるさいので、ナガオが変圧器を取りに行くことに。
炊飯器を日本から買って持ってきたが、日本の電化製品を使用するには
変圧器が必要だ。
その変圧器を預かってもらっている友達の家に
ナガオが出かけ帰宅したのは夕方7時半。
それから二人で買い物に出かけ、夕飯の準備に取り掛かり夕飯にありつけたのは、10時を回っていた。
しかも、炊飯器でご飯炊けず(泣
変圧器の要領が足りないようで、もっと大きな変圧器でないと
炊飯器は対応できないようだ。
ということで、鍋で炊いた。
というか、炊飯器なくても鍋で十分かもね。買わなくてもよかったのかも。
ああ!!、日本から梅干とふりかけ持ってくるのを忘れたよ、ちくしょう!
海苔はちゃんと持ってきたのに。
後片付けはナガオに任せて、
くたくたに疲れて泥のように眠ったシドニー二日目だった。
【今日の献立】
朝食:
昨日の残りのポテトサラダベーコン
トースト、
オレンジジュース、ミルク
昼食:
外食(二人で15ドル)
夕食:自炊
スパイスたっぷりのステーキ
グリーンサラダ、
カリフラワーのバター炒め、
トマトスープ(市販)、ライス
本日の出費
交通費:49ドル
食費:75ドル
嗜好品:7ドル
健康診断代:215ドル
物件頭金:170ドル
テレフォンカード:20ドル
合計:536ドル
お金が飛んでく・・・・・・・・・・・・・・・・・
シドニー3日目へ~
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