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【あらすじ】
薩摩が内部から幕政を操るために送り込んできた者として彼を警戒していた瀧山と家定だが、その美しい容姿に圧倒される。
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どこか掴めない胤篤に、油断はできないと心配する瀧山。
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一方、家定は徐々に距離を縮めていくことに。
家定の様子に安心した正弘は、意見がまとまらない井伊や堀田ら老中に挟まれながらも、家定から託された役目を果たそうと奔走する。
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知識と人望を兼ね備えた阿部は、海外の圧力に動じない日本をつくるため、血筋や性別にこだわらず、どんな身分の者でも優秀ならば登用すべきとの信念を貫いた。
陰間の瀧山を見出し、開国派で強硬姿勢の井伊直弼にも意見するなど手腕を発揮していたが、病によって道半ばでの隠居を余儀なくされる。
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正弘と家定との深い絆を描いたこの回は、2人の台詞が泣かせる。
前回、『そなたが自在に宙を飛ぶためにここに座っておるのだ、私は』と言ったセリフに応えるように、正弘は役目を果たすために奔走するが、志半ばで病を患う。
正弘の“最後の願い”は父・家慶の慰み者だった家定の幸せだ。
「身代わりは、阿部のお役目。最後まで、わたくしにお役目を、全うさせてくださいませ。上様の過去も、病も、わたくしがすべてあの世に。わたくしにお運びさせてくださいませ」
父からは虐待を受け、そのため実の母には毒を盛られ、と壮絶な人生を送ってきた家定と、支え続けてきた家臣・阿部正弘。
生涯の伴侶を得て身も心も健やかさを取り戻した家定が、志道半ばに重い病を患ってしまった正弘を元気づけようと、馬に乗った姿を見せるシーンは泣かせる。
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涙無くしては観られない回だった。
ポロポロと涙が溢れるのに、自分自身が驚くほど。
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『演じ切る』、俳優さん達の役柄に対する意気込みを感じる作品だ。
だから感動するんだろう。素晴らしい
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