吸血鬼ドラキュラ』
(ブラム・ストーカーのゴシック小説、ホラー小説。
1897年5月26日刊行
あらすじ
新たな獲物を求めて密かにイギリスに侵入したドラキュラ伯爵に対して、その存在に気づき、これを退治しようとするヴァン・ヘルシング教授とその仲間たちの戦いを描く。
背景
小説の発表は1897年で、作中の年代は明記されていないが同時期。物語は三人称で語られ、全て日記や手紙、電報、新聞記事、蝋管式蓄音機などによる記述で構成されている。各々の記述者や叙述者の発言によって、徐々にドラキュラの企みが浮上していく構成となっている。
【吸血鬼ドラキュラの特徴】
吸血鬼は、血を吸い栄養源とする、蘇った死人または不死の存在
血を吸われた人も吸血鬼になるとされている。
・日光を嫌う(人工光は大丈夫)ため、昼間は墓地や洞窟などに身を隠す。
・緩い水流や穏やかな海
面を歩いて渡る
・ニンニクや匂いの強い香草等を苦手とする
・ 杭を心臓に打ち込めば死亡する
・ 鏡にみせかけの姿が映らない
・瞳が赤い
・美しい女性ばかりを好んで血を吸う
・赤ワインや生肉などを血の代用品としている
・十字架が怖い
【ルーマニアのブラン城
】
作品に登場するドラキュラが住むお城も、このブラン城がモデルだといわれている。
【登場人物】
ドラキュラ伯爵:
トランシルヴァニアのカルパチア山脈にある古城に住む怪人。
ジョナサン・ハーカー
新人弁理士。
事務手続きのためにドラキュラ城に招かれるが、次第に伯爵の正体を知る。
ウィルヘルミナ・“ミナ”・ハーカー :
ジョナサン・ハーカーの婚約者。旧姓マリー。
物語後半で伯爵に襲われるも、それを逆手にとり逆に伯爵を追い詰める。
ルーシー・ウェステン:
ラ
ホイットビーで心臓の弱い母親と住んでいる女性。ミナの友人。 夢遊病であり、それが元で伯爵に吸血されてしまう。
エイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授:
ジャック・セワードの恩師。
ルーシーの治療を頼まれたアムステルダム大学名誉教授。
ルーシーの衰弱が吸血鬼の仕業だといち早く気づき、対策を練る。
彼がロンドンの地所を買うためにハーカーを呼び寄せたことから物語が始まる。
展開はすべて書簡・日記形式
まず語り口。主要な登場人物たちの日記が交互に切り替わるという形式で物語は進む。
とにかく怖い。
ハラハラドキドキの展開で長編だが惹き込まれるように一気に読める。
私がこの本を読んだのは小学生の時。
小さい頃から読書が好きで、学校の図書館と、学校のすぐ傍の町民文化ホールの図書館で本を借りていた。
シャーロック・ホームズや市立探偵明智小五郎、などの推理小説や、「ゆうれい船の謎と不思議」などのホラーもの、
そういえば漫画も、
「エコエコアザラク」
「ゲゲゲの鬼太郎」
「三つ目が通る」
は好んで読んでいた。
ブラムストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」は繰り返し読んだ本で、吸血鬼ドラキュラに詳しくなった小学生女子だった。
吸血鬼ドラキュラは「ブラムストーカー」が鉄板だ。
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