
1999(米)
監督:サム・メンデス
出演:ケビン・スペイシー/アネット・ベニング
評価:★★★
感想:
アメリカのごく普通の中流家庭。
傍目には幸せそうに見えるが、家庭は崩壊寸前だ。
夫は会社にリストラされ、ハンバーガーショップへ転職、
娘の友達にうつつを抜かしている。
妻は上昇志向だがすべてが空回りでヒステリー、夫を毛嫌いし浮気に走る。
娘はそんな父親が嫌いで口も聞かない。
父親と寝たいと思っている美人の友達に悩まされたり、
隣の麻薬密売人の盗撮マニアの高校生に恋をしている。
お堅い隣人も、実は壊れた家庭だ。
ここでいうビューティーとは「人生の美」のこと
家族3人がそれぞれの「ビューティー」を求めながら、平凡な家庭が崩壊していく様を
コミカルだけどリアルに描いている。
辛らつなせりふがポンポン。
「あんなパパ、死ねばいいのよ」
「妻の顔を見ているだけで疲れる」
ある意味開き直った夫役のスペイシーと
今にも爆発しそうな妻役のアネット・ベニングの絶妙なやり取りが最高
【名言】
「今日という日は、残りの人生の最初の一日」(レスター)




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