緊急事態宣言が延長される見込みとなり、学校で普通に授業ができる日がいつ来るのかも不透明な状況です。とりあえずゴールデンウィーク=ステイホーム週間もここで教科書の補足を続けます。
詳説日本史Bの教科書p.19~<小国の分立>では、日本(倭国)の様子がわかる中国の史書の記述が出てきます。p.21にある『漢書』地理志、『後漢書』東夷伝です。『漢書』地理志は、紀元前後の日本の様子がわかる史料。『後漢書』東夷伝は、まず57年に倭の奴国王が光武帝から金印を授けられるという記事、続いて107年に「生口」つまり奴隷を倭国の王が中国に献じた、という記事があります。
これらの史料は、暗記するくらい、何度も音読しましょう。重要な史料です。
『後漢書』東夷伝に出てくる金印は、現在福岡市博物館にあり、私も一度、東京に来た時に見ました。本当によく残っていたなあと感心します。ここに記されている「漢委奴国王」をなんと読むか、諸説あるようですが、教科書では、「かんのわのなのこくおう」と読むことになっています。
本当に57年に贈られた当時の金印なのか?というニセモノ説もありますが、金の含有量などを調べると、当時の他の金印と同じであるなど、本物であるという説の方が有力であると私も理解しています。
金印については、過去に書いた記事があります。金印の他にも国宝展で見てきた多数の展示物について書いてあります。それを最後まで全部読んでみてください。
金印 東京にお目見え―日本国宝展
博物館も図書館もやっていないというのは、つらい状況ですね。お天気がよいのは気持ちよいです。
明けない夜はない、と信じて、今、自分のやれることをやっていきましょう。普段やれないことにも取り組めます。
私は、毎日やることのルーティン化ができてきました。運動ももちろんです。体重が増えてしまいますし。もうちょっと読書ができるといいのですが。
高校時代は、ほとんど読書はしませんでした。現代文の問題を解く中でいい文章には触れていたと思いますが。天文雑誌と音楽雑誌は結構読んでいたなあとふと思い出しました。
もしかしたら、企業活動がかなり休眠状態ですので、夜は星がよく見えるかもしれませんね。
そういえば、こんなものがあるのを知りました。
公式
【リモート参拝】通常参拝停止中の東大寺から国宝・盧舎那仏像(奈良の大仏)生中継【479時間〜】
東大寺の大仏様を24時間インターネット生中継するというもの。ニコニコ動画でやってくれています。「リモート参拝」ですね!
こちらです。
東大寺のホームページからも行けます。
私もあまり見ていませんが、時々お寺の方?が通るのを見かけました。
毎日正午に、コロナウィルス終息と罹患された方々の早期回復、亡くなられた方の追悼のために読経されているようです。そろそろ正午です。見てみましょうか!?ともに、心を合わせて祈るひとときとしましょうか。
※追記:結構音を大きくすると聞こえます。12:12現在、お経が聞こえますね。
以下、東大寺HPより
東大寺では毎日お昼12時から大仏殿壇上に於て、新型コロナウイルスの早期終息と罹患された方々の早期快復、並びに感染により亡くなられた方々の追福菩提を祈る勤行を4月1日から開始致しました。僧侶が交代で『華厳経』偈文と『如心偈』を唱えます。皆様におかれましても、感染予防には重々ご留意いただくとともに、その時間に気持ちを合せて共にお祈りいただければ幸いです。 華厳宗管長・第223世東大寺別当 狹川普文
他にもリモート参拝いろいろありそうです。
不自由さの中でもさまざまな方法で楽しみましょう。
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一度載せた写真ですが、再掲します。大仏殿の窓が開け放たれて、大仏さまのお顔が見えます。通常は、お盆やなら瑠璃絵の期間中だけですが、今般、参拝が不自由なので、最近も見られるようになっていたようです。
詳説日本史Bの教科書p.19~<小国の分立>では、日本(倭国)の様子がわかる中国の史書の記述が出てきます。p.21にある『漢書』地理志、『後漢書』東夷伝です。『漢書』地理志は、紀元前後の日本の様子がわかる史料。『後漢書』東夷伝は、まず57年に倭の奴国王が光武帝から金印を授けられるという記事、続いて107年に「生口」つまり奴隷を倭国の王が中国に献じた、という記事があります。
これらの史料は、暗記するくらい、何度も音読しましょう。重要な史料です。
『後漢書』東夷伝に出てくる金印は、現在福岡市博物館にあり、私も一度、東京に来た時に見ました。本当によく残っていたなあと感心します。ここに記されている「漢委奴国王」をなんと読むか、諸説あるようですが、教科書では、「かんのわのなのこくおう」と読むことになっています。
本当に57年に贈られた当時の金印なのか?というニセモノ説もありますが、金の含有量などを調べると、当時の他の金印と同じであるなど、本物であるという説の方が有力であると私も理解しています。
金印については、過去に書いた記事があります。金印の他にも国宝展で見てきた多数の展示物について書いてあります。それを最後まで全部読んでみてください。
金印 東京にお目見え―日本国宝展
博物館も図書館もやっていないというのは、つらい状況ですね。お天気がよいのは気持ちよいです。
明けない夜はない、と信じて、今、自分のやれることをやっていきましょう。普段やれないことにも取り組めます。
私は、毎日やることのルーティン化ができてきました。運動ももちろんです。体重が増えてしまいますし。もうちょっと読書ができるといいのですが。
高校時代は、ほとんど読書はしませんでした。現代文の問題を解く中でいい文章には触れていたと思いますが。天文雑誌と音楽雑誌は結構読んでいたなあとふと思い出しました。
もしかしたら、企業活動がかなり休眠状態ですので、夜は星がよく見えるかもしれませんね。
そういえば、こんなものがあるのを知りました。
公式
【リモート参拝】通常参拝停止中の東大寺から国宝・盧舎那仏像(奈良の大仏)生中継【479時間〜】
東大寺の大仏様を24時間インターネット生中継するというもの。ニコニコ動画でやってくれています。「リモート参拝」ですね!
こちらです。
東大寺のホームページからも行けます。
私もあまり見ていませんが、時々お寺の方?が通るのを見かけました。
毎日正午に、コロナウィルス終息と罹患された方々の早期回復、亡くなられた方の追悼のために読経されているようです。そろそろ正午です。見てみましょうか!?ともに、心を合わせて祈るひとときとしましょうか。
※追記:結構音を大きくすると聞こえます。12:12現在、お経が聞こえますね。
以下、東大寺HPより
東大寺では毎日お昼12時から大仏殿壇上に於て、新型コロナウイルスの早期終息と罹患された方々の早期快復、並びに感染により亡くなられた方々の追福菩提を祈る勤行を4月1日から開始致しました。僧侶が交代で『華厳経』偈文と『如心偈』を唱えます。皆様におかれましても、感染予防には重々ご留意いただくとともに、その時間に気持ちを合せて共にお祈りいただければ幸いです。 華厳宗管長・第223世東大寺別当 狹川普文
他にもリモート参拝いろいろありそうです。
不自由さの中でもさまざまな方法で楽しみましょう。
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一度載せた写真ですが、再掲します。大仏殿の窓が開け放たれて、大仏さまのお顔が見えます。通常は、お盆やなら瑠璃絵の期間中だけですが、今般、参拝が不自由なので、最近も見られるようになっていたようです。