欲しくないと手元を緩めれば・・・そそくさと・・・
手を差し出せば・・・ユルユルと・・・。
押して引いての禅問答は・・・ついて廻る憧れのように・・・
付かず離れず、前や後ろに待ち構えて・・・忘れた頃に姿を見せに来る・・・。
夏を迎える梅雨の様子は・・・色めきたつほど顔色を変えて・・・
想いもしない影響が暮らしの中に入って来る・・・。
人災と天災と・・・どちらが正しいとは言えないけれど・・・
自然の中で必要な、四季の一幕には登場しなかったキャラクターが生まれ・・・
どこまでも騒がしい移り変わりに・・・体も自然も追いついていないように見えて来る・・・。
ランランと花が咲き・・・広がる水田の青空は命を育て・・・
雑草の騒がしさも・・・昆虫の強さも、次の世代に向けた準備を残し・・・
けなげで短い時間を、むさぼるように駆けるから・・・
庭や田んぼに何度も現れて・・・人の暮らしとぶつかるけれど・・・
隣同士で関わり・・・付かず離れずが、今も昔も続くように・・・
離れられないのは・・・どちらも必要とされるバランスが、お互いを求めているような気がする。