暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

吹く風

2023年06月25日 | 古民家
つづら折れの揺らぎの中で心地よく…素顔の流れは潔く…
寄せては引いて巡るめく…命の音を耳にして…
穏やかな風に頬を寄せる…。




焼けた砂のはじけた色と…屋根と戸板の奏でる音が…
ランランと頭に焼きついた真夏の記憶は…
季節と香りを呼び出して…いつも開いてる引き出しのように…
懐かしい暮らしを追いかけるけれど…
戻らない時間にヤキモキしながら…遠い記憶に悩みを渡すと…
何も知らない無垢の顔は…頼る姿を探して見つめてる…。




どことなく似ている町の姿に、目をこすりながら…
落ち着く居場所を探してみて…人が集まりガサガサと…
少し昔の…遠い未来に手を差し出してはみるものの…
呆れた暮らしに…かける言葉は少なくにじんでしまい…
洗濯を、何度重ねて廻してみても…
繰り返す道筋と…人の流れは変えようも無いみたいで…
気ままな気分は…どこ吹く風になる。



コメント
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