暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

差し伸べる

2023年06月22日 | 古民家
 頼りなさに囲まれて・・・物珍しさに振り回され・・・
見るモノ聞くコト、てんやわんやのお祭り騒ぎが毎日続けば・・・
時間は無限に・・・ずっと笑いに囲まれて、受け取れる言葉も想像も・・・
残る心に深さがあれば・・・
捻くれて佇むその場所の中で、手を差し伸べてくれるのは・・・
うる覚えに浮いている・・・反対側の記憶なのかも・・・。

どうでも良い言葉と・・・動きと、返す返事にも・・・
大人と子供の区別は低い所にあって・・・本気で相手をする大人げない幼さは・・・
何故か心にいつまでも張り付いて・・・おかしな隣人や、不思議なおばちゃんは・・・
いつもどこから不意に・・・颯爽と現れて、僕らをたしなめてくれる・・・。
何もない町の・・・たおやかな暮らしに残る七不思議は・・・
古い町並みと・・・朽ちかけた住まいの隙間と同じような人の隙間に・・・
しんみりと語り掛けてくれるのだろう・・・。

少し足をのばせば・・・のどかな町の、静かな駅前の居心地良さは残っているモノで・・・
60周ほど廻って気付いた世代がくれたのは・・・手仕事がどれほど魅力的で・・・
使い方や見せ方で変わる、素敵な力を生み出す方向が・・・伝統や文化には混ざっていると・・・。
大量に造る事も叶わなくて・・・いつもいつでもある訳も無く・・・
大事に使わないとへそを曲げてしまう頑固者だけれど・・・
お互い寄り添えば・・・いつの時代も変わらない手を、差し伸べてくれると思う。



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