イジイジしても、前に踏み出せないで澱んでみて・・・
カラカラあっけなく、物事は進んでしまい・・・
すれ違う相手に声を掛けるほど親しく無くても・・・気安さは、壁も造らず言葉を投げかけて・・・
名前も知らない人と立ち話をしてみたり・・・いつものおばちゃんと、孫の話しと病気の話しが行き来して・・・
どこかで湧き上がるうっとおしさと、言葉遊びには・・・
細い路地裏の暮らしから離れられないでいる・・・。

奇跡的に残ったのか・・・生かされたのか・・・
古い町並みは、散りばめられて残り・・・
古き良き時代に・・・伝統的な暮らしの足跡と・・・
文化と手探り暮らしてみても・・・不器用で雑な暮らしから逃げ出したくなり・・・
とどのつまり・・・ひとまとめの街に生まれ変わって行く・・・。

建て替えも叶わない造りと法律が交差して・・・
都合よく街が作られて・・・削られるのは古い感傷で、次の世代が求めるモノと・・・
景気の中で踊る大人の事情が・・・伝統的な文化をむさぼり続け・・・
古風な文化は・・・風刺を交えて消えて行く・・・。
戦後の町と・・・戦前の町と・・・
経済成長の街と・・・成り上がりの街とが、転がるように絡み合えば・・・
どこかで線引きも必要で・・・古いばかりでも、新しすぎても困りものの暮らしは・・・
これからの世代の記憶に残せる・・・マチになって行くのだろうか。