ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

ヨーロッパで初スキー

2012-01-23 20:47:58 | 旅行
ここ最近のブログで書いていたように、お仕事で非常に忙しく過ごしてきたこの数ヶ月。

この忙しさを乗り切るため、ずーっと心の支えとなっていたのが.....


アルプスでスキー!!!



というわけで、1月初旬に行ってまいりましたっ。






場所はフランスのメリベル。

メンバーはロンドン時代の友人女子2名&Rota氏。Rota、ハーレム状態。


「この冬にスキーに行こう!」というのはだいぶ前から決めていて、当初は年越しスキー旅行にしようと言っていました。しかし、いざいろいろと情報収集をしてみると、クリスマス休暇から年末年始にかけてはお値段が非常に高い!そこそこ高いだろうなと思ってはいたのですが、そこそこじゃなくてすごく高い!


インターネットでいろんなサイトを訪れ、スキー場、宿泊、交通の便、リフト、レンタル用品、諸々。「もう見たくないっ」と思う程調べ尽くしました。ホテルに泊まるか、シャレーに泊まるか、ご飯付きにするか、などなどいろいろと比較しなくてはいけないことがいっぱい。


で、結局年越しスキーは諦めて、12月から2月の中では一番安い時期であることが判明した1月初旬、Kapi知人のおすすめであったメリベルで1週間のスキーホリデーと相成りました。


ロンドン組は飛行機でビューンとひとっ飛びで最寄りの空港グルノーブル入りしたわけですが、隣国ドイツからだと近すぎて飛行機がないため、電車で行く事に。冬場の電車旅は雪による遅延など、心配の種がいろいろとありましたし、ちょうどジュネーブにKapiの中高時代の友人がいるということで、ジュネーブに前泊することに。それでも、ジュネーブまで12時間の電車旅です。飛行機で日本に帰れちゃう長さです。時間はかかりますが、なんとこの往路の電車運賃、たったの30ユーロです!ま、かなり前に予約したからなのですが。


ジュネーブで友人と久々の再会をし、その後ジュネーブ空港からスキーバス(Ben's bus)でいざ現地へ。2時間半の行程です。ジュネーブ空港ではスキー客&スキー客を迎えに来ている旅行会社の人々でごった返していました。我々がお世話になったBen's busはイギリスの会社なので、スタッフさんもイギリス人。おかげで、言葉の問題を心配しなくてすんでよかったです。


無事に宿に到着し、ロンドン組とも合流。宿は夕食付きのハーフボードで、しかも3コースフレンチ。


というわけで、日中はまるまるスキー、夜は毎晩フレンチを堪能という素敵すぎるホリデーがスタート。




広大なスキーエリア。ヨーロッパアルプスを見ながらのスキーだなんて贅沢!






初日は少々雪が降り、いい具合にパウダースノーがゲレンデを覆い、翌日からは毎日これでもかっというほどの快晴に恵まれました。我々が行く前の週は毎日天気が悪かったらしいし、我々が帰った後も曇りが続いていたようなので、なんてラッキーだったんでしょう。今回もKapiの晴れ女パワーは健在でした。




ビュースポットには必ずこんな椅子が。映画みたい。



毎日、朝10時頃からリフトが終わる夕方5時ギリギリまで滑り通した我々。来る前は「一日くらい休養日を作ってもいいかな」なんて思っていましたが、実際にはそんな悠長なことは言っていられず、「もうあと何日しかない!」と常に強迫観念?的な焦りを感じていました。というのも、このメリベル、両脇に大きな谷があり、3つの谷を合わせると世界最大のスキー場となるすごい所なのです。3つの谷共通のリフト券を購入していたため、行ける場所が多すぎて「今日はどこに行こうか」と作戦会議が開かれるほど。せっかくのスキー、いろんな所に行ってみたくなるわけで、スキー以外で遊んでいる暇は全くございませんでした。


ちなみに、宿からスキー場までは毎日ゴンドラで30分!このゴンドラも世界一長いゴンドラとのことです。


スキー場までゴンドラで30分なんて信じられない!と思ったお方。たしかにホテルを出たら目の前がゲレンデというわけにはいきませんが、高級スキーリゾート地として知られているメリベルでいかにお財布の負担を軽くするかを検討した結果、最適だったのが麓にある村からゴンドラで通うという方法でした。そんなに悪くなかったと、私個人は思っております。


お世話になったホテル。



部屋からの眺め。



あれはたしか、3日目。隣の谷でスキーをしていた時。お昼を食べた後、リフトでたまたま乗り合わせたおじさんが実はスキーレッスンの先生をやっているとのことで、ちょうど時間が空いたらしく、「一緒にすべろう」と言ってきました。レッスンの押し売りだったらいやだなぁなんて思いつつ、おじさんに押し切られた形となった我々4人。


しかし、さすがはスキーの先生。ちょっと滑っただけで4人の力量を瞬時に見極めていました。その後、一番下手っぴ(初級~中級レベル)のKapiに個人指導が入り、まずはストックをとりあげられ「ついて来なさい」と。結果的には、アップダウンのデコボコが作られている面白いエリアや、初めてのTバーリフト体験、行ったことのない上級コースに連れて行ってくれたり、ヨーロッパアルプス最高峰のモンブランがどれかを教えてくれたり、となかなか有意義なひとときとなりました。


かれこれ1時間弱おじさんと一緒に滑り、「まだ時間的に滑れるよ」というおじさんのアドバイスを「メリベルまで戻らなくちゃいけないから」といって丁重にお断りし、おじさんとさよならしました。レッスン料の押し売りもなし。Kapiは結局ずっとストックは取り上げられたままでした。(最後はもちろん返してくれましたよ)


これがモンブラン4810m!ばっちり見れて嬉しい。




週後半はKapi&専任コーチのRota組と上級レベルのロンドン組とにわかれて行動。メリベルのスキー場、もちろん初心者用から上級者用までいろいろなコースがありますが、本当の初心者でヨロヨロしている人は全くといっていいほど見かけず、基本的に日本よりもレベルが高い印象を受けました。小さい子でも上手な子が多かったです。


ところで、宿の食事もまた毎日の楽しみの一つでした。メイン料理は毎日肉、魚と交互。子羊のクリーム煮、スズキのポワレ(?)、ラム、マスのソテー、ムール貝などなど、毎日こんなにフレンチを食べ続けて大丈夫か?と思うくらい。そして毎日日替わりのデザート。宿に帰るゴンドラの中では「今日のデザートを当てようクイズ大会」が繰り広げられました。


そんなこんなで、よく遊び、よく食べたホリデー最終日の夜。この日の夕食は初めてビュッフェ形式。デザートももれなくビュッフェ形式!


じゃーーん。

全種類を4人でシェアしながら制覇。おいしかったー。

毎晩、ごはんを食べながらおしゃべりに花が咲き、トランプ大会も一度だけ、DVD鑑賞会は時間がなくて出番なしとなるくらい楽しい夜を過ごすことができました。


帰りは早朝5時半出発でスキーバス&電車を乗り継いで、夜10時半ブレーメン到着という17時間コース。帰りにも乗り継ぎで立ち寄ったジュネーブ空港では、これからスキーに出かける人がワンサカいて、このままメリベルに戻りたーいという衝動に駆られました。17時間の帰路はさすがに途中で若干飽きましたが、飛行機で長時間過ごすよりも比較的楽ということが判明しました。


天気にも、宿にも、食事にも、スキーコンディションにも、メンバーにも恵まれて、非常に楽しいスキーホリデーとなりました。


通常生活に戻ってからは、筋肉痛よりも脳みそのリハビリの方が重症でした。。。


メリベル最高!!
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3 コメント

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Perfect!!! (Rota)
2012-01-24 08:23:05
もう言う事なし.これほど完璧なスキー・シチュエーションもないだろうと思わせる,最高の休暇でした!天国じゃ!
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遅ればせながら (あゆこ)
2012-03-06 01:38:24
あ、ブログのほうにもいつの間にかアップされていたのね。FBとリンクしているかと思っていた。

いやーほんと楽しかったね。後で知ったんだけど、シャモニー(Chamonix)っていうリゾートが、モンブランのスキー場なんだって。今度はそこがいいなぁ!

ほんと、毎日よくしゃべったよね(笑)最高のメンバーでした。
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☆あゆこちゃん☆ (Kapi)
2012-03-06 06:43:29
楽しかったよねー。自分でこの記事を読み返してもムフフフとほくそ笑んでしまうよ(笑)

シャモニー。。。コースのレベルが高いらしいっす。ま、あゆこ氏には余裕だと思います。

(FBとのリンクは外しました)
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