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どーん、とマッターホルンで久しぶりのご挨拶です。
夏休みでスイスに行ってきました! 今年のテーマは「ハイキング in スイス」。去年のイタリア&オーストリアアルプスでは物足りない感がありありだったので、今年は迷うことなくスイスアルプスをチョイスです。
半年くらい前からずーっと楽しみにしてきた我が家の一大イベント。今年は9泊10日の日程です。
ハイキングコースを含む現地情報の収集に勤しむのはもちろん、久しぶりに大好きな山岳関係の読書熱に火がつきました。もともと計画をたてる所から楽しんでしまう質なので、いろいろと考えるだけで脳みそがスイスアルプスでいっぱい。
本編に入る前に、今回の旅行で準備したこと、参考にしたサイトなどを覚え書き。
<交通手段>
航空券:ブレーメン~チューリッヒ
スイスパス(フレキシーセーバー):ドイツ国鉄(DB)の駅カウンターで購入。ドイツの旅行代理店ではパスだけの購入はNG。ついでにチューリッヒからのIC・ICEは座席予約も購入(4ユーロ/人)。スイス国鉄のパスや座席予約をDBでできるとは知らなかった。実際には、途中で車内がかなり混んできたので座席予約しておいて正解。スイスパスにするか半額カードにするかでいろいろ計算しましたが、結果的にパスにしてよかったです。
<ハイキング情報>
Hiking in Switzerland
http://www.wanderland.ch/en/welcome.cfm
スイス全土のハイキング情報を網羅。多彩なコース情報、所要時間、高低差、さらには好きな縮尺で地形図をダウンロード&印刷できるのが素晴らしい(無料)。印刷して持っていた地形図が大活躍。
夫婦で歩くスイスアルプス
http://www.geocities.jp/otokaoru/
ハイキングコースを写真入りで紹介。愛読サイトとなりました。実際どんな感じのコースでどのような風景が見られるのかがよくわかり、コース選びをする際に非常に参考にさせていただきました。上記サイトの地形図と見比べながら読むと、コース全体像がわかり、イメージトレーニング?に最適。
<現地情報(天気予報含む)>
ツェルマット:http://www.zermatt.ch/en/index.cfm(英語、日本語あり)
ユングフラウ周辺:http://www.jungfrau.ch/en/tourism/places-to-visit/jungfraujoch-top-of-europe/experiences/(英語あり)
<現地でのリフトパス>
ツェルマット:Peak Pass (4days) 162CHF(スイスパスで半額)。現地購入。
ユングフラウ周辺:Jungfrau Centenary Pass (3days) 170CHF(スイスパスで半額)。現地購入。
両方ともリフトパスを購入していて大正解。毎回チケット売り場に行く手間がはぶけ、どういう状況でもすぐに乗れるのはやはり楽。ツェルマットのPeak Passに関しては、予定した行程だと個別購入の方が24CHFほど安くなる計算だったが、それを加味してもパスを購入してよかったと思う。
<海外旅行保険>
今回はほぼ毎日ハイキングを予定していたので、山で足をくじくとか、なんらかのケガがあるかもしれないので海外旅行保険に加入。HISドイツ支店を通してDIE EUROPÄISCHEという保険会社の「疾病」だけのプラン(自己負担なし。ケガや救援費用も含む)というものに加入。ひとり21ユーロ。出発数日前にHISに電話で問い合わせ、クレジットカード決済でスムーズに加入。まさか後で役立つとはつゆ知らず。。。
<気分をもりあげた山岳関連本>
狼は帰らず(佐瀬稔)
青春を山に賭けて(植村直己)
グランドジョラス北壁(小西政継)
凍(沢木耕太郎)
氷壁(井上靖)
神々の山嶺(夢枕獏)
Scrambles amongst the Alps (Edward Whymper)
昔ほとんど読破した大好きな新田次郎の山岳小説を日本においてきたのが悔やまれる。。。
「寝る前にちょっとだけ」と読み始めると、どんどんワクワクしてきて脳みそギンギンになり、まったく寝付けるどころじゃなくなることほぼ毎回。気分はたしかに盛り上がりました。
最後のScrambles...は原著を読んでいたのですが、いまいち文章に引き込まれず中断。スイスから帰って来た今、現地の様子がわかるからこそ面白くなるかもと思い、再チャレンジ中。
さてさて、長いプロローグになってしまいました。つぎはいよいよ本編スタートです。
お勧めサイト&本、いつか役に立ちそう。
私のお勧めは、Touching the Voidだよ。
ドキュメンタリーも面白い。
あとNordwandも見たよ。アイガーを舞台とした実話に基づく映画。クライマーが実際に山で何をしているのかがよくわかりました。
今は日本の映画「岳」がどうにかして見れないかなと思っているところ。ヒロイン役が好きじゃないけど。
最近、福島県出身の田部井淳子さんが75年にエベレスト登頂したときのことを日記に書いてて面白いよ。欧米のドキュメンタリーでは欧米のマッチョ男子が死にそうになりながら登るのに、小柄な女性でしかも装備もローテクな時代に、女性だけでよく登ったなーと、今でも信じ固いわー。
女性クライマーといえば山野井妙子さん(旧姓長尾)も脅威的体力の持ち主だそうだよ。私的には山野井夫妻の山に対する気持ちがとても共感できた「凍」は面白かったなぁ。