ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

ドイツで車の買い替え

2013-04-11 22:16:45 | ドイツ生活
ひきつづき更新。


家族が増えるにあたり、まず頭をよぎったのが「車の買い替え」です。

今までの車は2ドアの小さい車(でも風通しは抜群!)だったので、チャイルドシートの設置やおでかけの際の荷物の増え具合を考えると、もう少し大きいサイズに買い替える必要があるだろうと判断しました。


2月あたりからRotaがインターネットで中古車情報を調べ始めていました。今度はKapiも運転できるようにオートマ車限定で探していました。3月中旬、「おっ、これはいいかも」という情報が出ていたので、さっそくディーラー(欧州フォード)に見に行くことに。


3/19(火)夕方5時半

この日は午後からミュンスターからブレーメンに移動。ブレーメン到着時に閉店にはまだ間に合うということでディーラーへ。表の駐車スペースに置いてある候補の中古車をすぐに発見し、中を覗いたりして外観チェック。ウェブサイトに掲載されていた写真とほぼ同じ印象(当たり前だけど)。やはり、なかなか良いのではないかということで、お店の人と話をすることに。

たまたま担当してくれたのがお店のチーフMr.カーロウさん。10年ぶりに使うという英語を一生懸命思い出しながら説明をしてくださいました。シートに座った感触は問題なし。内装もきれいだし、たばこのにおいも全くなし。

日本的な価値観からすると、販売値段が思った以上に安かったので「なにかイワク付きの車なのではないか」と若干疑いつつ、お店の人に聞いてみると問題は全く何にもないとのこと。というか、我々がそういう疑いの心を持って質問してきたとは考えもしてなかったようで、「値段をもっと下げてほしい」と我々が値切っているのかと勘違いし「考えておくよ」というチグハグな会話となったのでした(笑)それはそれで、いい方向に勘違いしてくれてありがたいですが(^^;

試乗したい旨を告げると、ナンバープレートの付け替えが必要だから今日は試乗はできないと言われ、2日後に再び来店して試乗することに。


3/21(木)午後4時

試乗のため、再びディーラーへ。カーロウ氏には先客がいたため、無料のココアを飲みながら待つこと20分。


実は、先日の初訪問のときに今乗っている車(プジョー206cc)を買い取ってもらえるかどうかを相談していました。というわけで、試乗の前にまずはプジョーの相談から始まりました。


<我々が乗っていたプジョー 206ccのスペック>
新車登録から8.5年(オーナー3人)
トータル走行距離 17万6793 km
その内、我々が走った走行距離 4万857 km(2年7ヶ月)
車体左側に当て逃げされた目立つ凹みあり

Rota曰く、走行距離から考えると日本的価値観で176歳、ヨーロッパ的価値観で88歳という、相当お年を召した車とのこと。買い取ってくれるお店があるとは思えず、無料で引き取り→廃車というのが妥当な路線ではないかと予想していたようです。


ディーラーの各種チェックの結果、やはり車体の凹みが大きいため、買い取り額よりも修理費の方が高くなり、675€の赤字となることが判明。やっぱりね、という感じです。


ひとまずプジョーの相談は置いておいて、いざ試乗へ!アウトバーンを経由して往復30分のテストドライブです。結果、走行も全く問題なし。今までのプジョーに比べると、路面の振動が少なくて乗り心地も快適。値段も中身も条件も文句なしということで、購入決定です!

試乗の車中でプジョーのことも話し合い、修理費を出すのはバカバカしいので、しばらくは今回購入する車との2台持ちにして、廃車ギリギリまで乗り倒せばいいねという方向で意見が一致しました。


お店へ戻り、試乗も問題なかったので購入したい旨をカーロウ氏に告げました。プジョーに関しては今は売らないという話をしかかったところで、カーロウ氏が買い取ってくれる他所のお店があるかどうか聞いてみると電話をかけてくれることに。

ドイツ語での電話のやりとりなので、何を話しているのかKapiはさっぱりでしたが、途中でカーロウ氏に「いくらで売りたい?」と突然聞かれ、若干慌て気味に「1000ユーロ(10万円ちょい)」と答えたRota。Kapiはまったくもってこういう相場は見当がつきません。

すると、電話の相手はあっさりとOKの返事とのこと。オンボロ車でしかも凹み付きを10万円で買い取ってくれるお店があったとはびっくり。あまりにあっさりとOKが出たので、「もう少し高い値段を言っておけばよかった」と後になってから思いました。


何はともあれ、トントン拍子に車の買い替えが決まり、プジョーも手放すことになりました。こんな早い展開になるとは思っていなかったので驚きましたが、なにごともタイミングですね。

結局、当初の値段から75ユーロ分はおまけしてくれて、新しい車は元値からトータルで1075ユーロ安い値段で購入できることになりました。


引き渡しは一週間後。


あまりに突然に決まった大きな買物となりましたが、なにはともあれ条件の良い車を見つける事ができ、プジョーも売れるということで、びっくりと安堵が入り交じった複雑な思いをかかえつつ、たまにしかいかないお気に入りの中華で気分良く夕食を食べて帰ったのであります。偶然にもこの日は我々の結婚記念日(満9周年)。めでたいことです。



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