花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

吾国山の樹上のカタクリ咲きました

2010年04月06日 | 登山
4日の記事で紹介した、吾国山の樹のウロに生えているカタクリが本日開花しました。

家内を病院まで診察の送り迎えをした後、気温が5月並に上がるというので
このカタクリが開花したかも知れないと思い、大急ぎで飛んでいきました。

洗心館の駐車場に着くと、すでに車が多数駐まっていました。
やはりこの天気を当てにして大勢の方が来ているようです。

途中で中高年の団体とおぼしきグループとすれ違いました。
午後には、私も歯医者に予約しているので、時間が有りません。

大急ぎで山を登り、現地に行くと、丁度昼時と有って、大勢の方がベンチで休んで
いました。

早速、カメラを三脚にセットして、あのブナの木の下に行きました。
やっぱり咲いていました。読みはバッチリです。

休んでいる人達が、怪訝な顔で私の方を見ています。
それはそうでしょう。
カメラを上に向けて撮影しているのですから。





これだけでは様子がわからないと思いますので、少し離れた所から、撮った樹の様子です。

樹のウロの上の方に、カタクリの花が見えているのが判りますかね。

私は時間が無かったので、これだけを撮って帰ってきましたが、カメラをしまっていると
見ていた人達も、撮りに行っていました。


吾国山の片栗

2010年04月04日 | 登山
調子の悪いコンピュータほど始末の悪いものは無い。
今日は一日つきっきりで修復作業をやろうと思っていたが、天気が良い。
家にいるのが嫌になって飛び出した。

花友は、今朝 新潟の角田山にオオミスミソウを見に行っている筈だ。
風邪さえひいていなければ、私も一緒に行ったのだが、残念だ。

今日は日曜日で、筑波山も混雑しているだろうから、筑波山は敬遠して、石岡と笠間の
境にある吾国山に登ることにした。

途中の小さな神社の参道の桜が見事だったので、少しだけ写真を撮った。





桜並木の左側に、住宅が建ち並んでいるから、横構図のレイアウトは難しい、縦構図でも
やっぱりじゃまものが入ってしまう。
最悪なのは電柱と電線で、毎回残念でしょうがない。

吾国山の道祖神峠に着いたら、何と言うことだ、空が雲に覆われてしまった。
例の「狭き門から入れ」の洗心館の駐車場に車を駐めて登山道を登ってゆく。


洗心館の駐車場に立っている「吾国愛宕県立自然公園」の看板。


洗心館の入り口、利用者の激減で近年閉鎖されたので売地の看板が掛かっていた。


洗心館の前で車道から別れて、左側のハイキング道路を登っていく。


たかだか標高518mの山だと見くびってはいけない、頂上まで急登の連続で、しかも粘土質
で滑りやすい。雨の後は特に要注意である。

すぐに車道を横切って登山口となる。
ここからも急登の連続で、坂の上が頂上かと思うと、その上にまた坂が有ると言う具合である。


登山道は防火帯を兼ねているのか、かなり広い道である。
桜並木が続いているが、まだ蕾さえ固い様子で、花は無い。


坂の上に大きな石が見えだしたら、頂上は近い。
この辺から上は、見事なブナ林が広がっている。


この石垣の上に神社があり、三角点もある頂上である。


石垣の上の神社、聞くところによると火防の神を祭っているとの事だが、詳しくは判らない。
天気が良ければ抜群の展望を誇っているのだが、生憎の曇り空なので、寄らずに反対側に
下っていく。


下っていくとベンチやテーブルのある片栗の群生地であり、ブナ林の保護地域でもある。


ブナ林の斜面を埋め尽くすようにカタクリが咲いているが、生憎の天気で気温も上がらない
から、綺麗に開いた花が少なかった。

私がここの吾国山に登った訳は二つある。
一つは、ここには毎年「白いカタクリ」が咲くからであり

もう一つは、この様に地上3メートルのブナのウロにカタクリが生えて
花をつけるからである。
生憎とまだ咲いてはいなかったが、今年は二つも蕾をつけている。楽しみだ。
カタクリの種は蟻が運ぶと言われているが、あんな高いところまで運んだのだろうか。


近くには、ウロが腐って倒れたブナの巨木が有る。
このカタクリの咲くブナも、いつかは倒れてしまう運命なのかも知れない。
倒れる前にカタクリの咲くブナの写真を撮りたいのだ。


これも巨大なブナの木であるが、よく見ると「カズヒロ」などと名前が刻んである。
本人は得意なのだろうが、今では××の象徴みたいで恥ずかしいだろう。

しかも近くのブナにこんなプレートが付いている。


大事にして欲しいなー。


ブナの根元に咲く「かたくり三兄弟」かな?


通路に咲いたカタクリを踏まれないように地元の方が竹で囲っている。
ちょっと嬉しい

ここにはカタクリだけでは無く、色々な野草も咲いている。
もう一度撮りに来なくては。


ここにもエンレイソウの群落があった。

SGさん宅の枝垂れ桜

2010年04月03日 | 写真
知り合いのSGさんから「桜が満開になったから、見においで」とお誘いを受けたので
家内と待ち合わせて見に行った。

SGさん宅の庭には、エドヒガン系の枝垂れ桜が植えてある。
薄いピンクの花びらが、午後の陽を浴びて輝いている。



惜しむらくは、右後ろに物置が建っているので、どうしても避けられない事だ。
幹の太さから言ったら、30年ほどかも知れないが、千年の樹齢を誇るエドヒガンにあっては
まだまだ若木の部類だろう。



右後ろの竹林の緑とピンクの花びらをねらってみたが、いかんせん光りの加減で色が出ない
SGさんの奥さんも「やっぱり朝か夕方よね、今の時間だと光りが真上だから。」と言う。
判っているけど、他人の庭にそんな時間に勝手に入れないしね。



裏道に出てみると、林に続く小径に、桃の花が伸びていた。
カールブッセの「山の彼方の空遠く、幸い住むと人の言う」という一節を思い起こす
何か良いことが待っていそうな小径である
暖かい日差しと、ウグイスの声の他は何も聞こえなかった。

庭の一隅に白いタンポポとツクシが仲良く並んでいる。


白いタンポポは関東には珍しいですよね と言うと、万博の工事の時、他所から沢山
土を運んできたので、それに種が入っていたのかも知れないと言う。
自然に生えたもので、植えたものでは無いと言うことだった。

天気が良いので、桜の名所の「福岡堰」に行ったら、駐車場から車があふれる様な
大渋滞だった。
桜はまだ咲きはじめで、5分咲きにもなっていないのに、天気に誘われてみんな出かけて
来たのだろう。
私は桜を諦めて、小貝川のノウルシを見に行った。
残念なことにこれも咲きはじめであった。
これも他所では、絶滅危惧種になっているから驚きである。


カメラが壊れた!

2010年04月01日 | 日記
参ったなー、愛用のデジ一眼が壊れてしまいました。
先日、山に登ったおり、岩に思い切りぶっつけてしまったから、それが原因かも知れません。

レンズだけではなく、本体も少しおかしいので、お手上げです。
修理も新品も買えないので、初代の旧機を騙して使うしかなさそうです。

と言うわけで、本日の写真は、ピントも露出もおかしい桜の写真です。


竜ヶ崎市の般若院の枝垂れ桜、七分咲きと聞いて行ってみましたが、去年より花数が少ないような。


樹齢400年以上、エドヒガン 高さ10m以上、幹廻り5m 茨城県天然記念物に指定
開花期3月下旬から4月初め

般若院は、駐車場が狭いので、車で行く方は、竜ヶ崎市役所の駐車場に駐めて行きましょう。
ついでに市役所の受付で、般若院までの地図を貰って行けば良い。

般若院の所在地 竜ヶ崎市根町3341
竜ヶ崎市役所 竜ヶ崎市3710 電話 0297-64-1111

この時期に見られる枝垂れ桜としては、水戸市の六地蔵寺の枝垂れ桜も有名。
所在地 水戸市六反田767 六地蔵寺

尚、岐阜県の根尾谷の薄墨桜の実生から育てた枝垂れ桜が栃木に有ります。
所在地 下野市国分寺690 下野国分尼寺跡公園
但し30日に満開を迎えたので、これから段々薄墨色になってしまいます。
風邪で今年も見逃してしまいました。