四幕は、短い場面が続くので、適当な箇所までまとめてしまいます。
・四幕一場
引き続き、王妃ガードルードの私室。
ハムレットが、部屋を出て行くと、入れ替わるように国王クローディアスがロウゼンクランツとギルデンスターンを引き連れて入ってくる。
ガードルードは、クローディアスに向かって、ハムレットが本当の狂気に取り憑かれていると主張し、宮内大臣ボローニアスを殺したのは幻想のせいだと弁明する。
しかし、クローディアを説得できないでいた。
しかし、クローディアを説得できないでいた。
クローディアスは、ロウゼンクランツとギルデンスターンに、ハムレットと彼が引きずって行ったボローニアスの遺体を探し出すように命じる。
・四幕二場
城内の一室、ハムレットが入ってくる。
そして、その場にロウゼンクランツとギルデンスターンが、衛兵を引き連れ、急ぎ駆けつけて来たのだ。
ロウゼンクランツとギルデンスターンは、ハムレットにボローニアスの遺体の場所を聞き出そうとするが、彼は、二人を煙に捲き、まともに話さなかった。
そして、ハムレットは突然走り出し、一同は、後を追って行くのだった。
そして、ハムレットは突然走り出し、一同は、後を追って行くのだった。
・四幕三場
城内の大広間では、国王クローディアスと大臣等がテーブル囲んでいた。
彼等が、ハムレットの狂気について話していると、その場にロウゼンクランツとギルデンスターンが、ハムレットを伴って入って来た。
クローディアスは、改めて正式にハムレットのイギリス行きを申し渡し、ハムレットはこれを了承する。
観客は、ハムレットがイギリスに行けば、処刑されてしまうことを知っており、一先ずは、クローディアスの勝利を確信するのだった。
・四幕四場
デンマークの港に近い荒野では、フォーティンブラスが、ポーランド征伐のため、兵を引き連れ遠征するところであった。
フォーティンブラスは、隊長に命じて、兵を二手に分け、進軍させる。
隊長が引き連れた軍は、港に向かうハムレットたちに出会うのであった。
隊長が引き連れた軍は、港に向かうハムレットたちに出会うのであった。
ここでハムレットは、自身の失敗を省みる。
自問自答するハムレット。
このままでは、みすみす死地へ追いやられてしまう。
'I do not know Why yet I live to say, this thing's to do; Sith I have cause, and will, and strength, and means, To do it.' (自分にも分からない、 『これだけはやってのけねば』と、 口先だけで言い放っている自身の気持ちが、名分も、意志も、力も、 手立ても、みんな揃っているというのに)
自問自答するハムレット。
このままでは、みすみす死地へ追いやられてしまう。
'Some craven scruple Of thinking precisely on th' event.' (あまり物事の 先の先まで考えすぎて身動きできぬのか)
結果を、こと細かく考えすぎとか、いってますが、要するに臆病からくる躊躇なのだ。
先の先まで考えるのであれば、一度逃がした機会は、二度と訪れることがないと、少しは考えるべきでなかったのか。
先の先まで考えるのであれば、一度逃がした機会は、二度と訪れることがないと、少しは考えるべきでなかったのか。
そして、ハムレットは、ポーランド征伐に赴く兵士たちの勇ましい行軍を目の当たりにして、彼は、自らの思いを新たにするのだった。
'O, from this time forth, My thoughts be bloody, or be nothing worth !' (ああ、今から後は、どんなに血生臭くとも恐れぬ。 それが出来なければ、私の心は一文の価値もない!)
いささか、時を逸してしまったが、やっとハムレットは、心を鬼にすることを決めたのだ。
格好いいぞ! ハムレット!! 修羅の道を突き進むのか?!
でも、これが、さらなる悲劇を生むんだよね。でも仕方がないか、これは、まさに悲劇なんだから……
格好いいぞ! ハムレット!! 修羅の道を突き進むのか?!
でも、これが、さらなる悲劇を生むんだよね。でも仕方がないか、これは、まさに悲劇なんだから……