みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

これでも結婚したぞ

2006-07-05 13:21:33 | 本・映画など
昨日、TVをザッピングしていたらフジのドラマ「結婚できない男」のこんなシーンにちょうどぶち当たりました。

阿部寛演じる建築家に女性が、どうして建築家になったか尋ねる。

建築家「『ブレードランナー』に出てくる『タイレル社』の建物が…」
女性 「私、見てません。メジャーな映画しか見ていないんです。」
建築家「(小声で)充分メジャーだけどな。」
別の男性が女性に耳打ち「オタク映画だよ。」

待て待て待て待て待てーい!
『ブレードランナー』はメジャーだろう。それも超ど級の。
この映画で提示された、近未来のビジュアルイメージがその後の作品にどれだけ影響を与えたと思っているんだ。
それを単に「オタク」呼ばわりですかい?

それとも何かい?
世間一般ではSFというだけでマイナーでオタクなのかい?

と、いう訳で。
そのシーンでこのドラマとはさようならしちゃったんですが、ブログ検索したら、その後『未来世紀ブラジル』と『時計仕掛けのオレンジ』が会話に出たシーンがあったようで。
『未来世紀~』はともかく、『時計仕掛け~』はこれも充分すぎるほどメジャーだよなぁ。
建築家なら、ヲタじゃなくてもあのモダンインテリアデザインに興味を持つ人はいるだろう。
ま、内容はカルトムービー扱いされてもしょうがないか。

ところで、ウチら夫婦の初デートは「エイリアン2」でしたなぁ(笑)
『未来世紀~』も『時計仕掛け~』も、タルコフスキーの『惑星ソラリス』とかソ連の変なSF「不思議惑星ギンザザ』とか、NHKエンタープライズが大金払ってハリウッドに作らせたんだがその金がどこにつぎ込まれたのかさっぱりわからないサイテー映画「クライシス2050」(さすがにこれは二人とも後悔した)までデートで見に行ったヲタですが、ちゃんと結婚しましたです、はい。