いつもの道を散歩していて思いがけない花に出会うことがあります。
家に帰って調べてみたら園芸種が流出したものや帰化植物だったということが多いのですが、絶滅危惧種だったなどということも。
5月に入って、いきなり両方の例に出会ってしまいました。(撮影日は5/1~2です)
まずはこちら。西向きの斜面に濃い紫の花を見つけました。
特徴的な花の形ですぐにオダマキだとわかりましたが、はて、これは?
前に見えるのはヤマユリの葉です。
日本の在来種としてのオダマキにはミヤマオダマキとヤマオダマキがあります。
ミヤマオダマキは深山という名のとおり、分布は高山帯や亜高山帯や北海道など緯度の高い地域になります。この辺に自生するとは考えられない。草丈も20cmくらいのはず。
ヤマオダマキは低山性で山の草原や林縁に生えて草丈も30~60cmぐらいらしいけれど、萼片(5枚の花びらに見える部分)は赤褐色、花びらは黄色のものが多く、距(花びらの後ろの角みたいな部分)も直立するらしい。
こうして見ると山野草のような趣ですが、やはり園芸種だと思われます。どうしてこの株が紛れ込んだのかはわかりませんが。
なお、ヤマオダマキは埼玉県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種です。
オダマキもニリンソウやトリカブトと同じキンポウゲ科の植物。葉の形も似ています。オダマキも毒草なので誤って食べないように。
笹薮の陰に白い花房を見つけました。つぼみだったので調べるの難しいかな、と思ったんですがわりと簡単に検索できました。
ギンランという日本の野生ランです。
何でつぼみだけで簡単に調べられたのかと言えば、紹介されていたほとんどの画像がつぼみだったから!
この花はあまり開かず、せいぜい半開程度が普通らしい。なんと、遠慮がちな(^^;
周りにいくつか株を見つけましたが、それもみんなちょっとだけ開いている感じでした。
ギンランは埼玉県では絶滅危惧II類です。里山の荒廃や乱獲が原因とのこと。
このランは家庭で育てるのは不可能なんだそうです。というのもギンランは「菌根菌」と呼ばれる菌類と共生しているから。林下等の特殊な土壌のみに生息している菌。その菌に強く依存しているので他の場所に移植しても育たないそうです。
だから、見つけても絶対にもって帰ろうとしないでね。
まあ、ギンランに限らず野草というのはその環境の中でそっと眺めて楽しむのが一番かな。
こちらは花も終わりのヤマブキソウ。長い実がちらほらと。
ついでに、まだ水を張っていない田んぼの方まで足を伸ばしてみました。用水路の草花をフォトチャンネルにまとめました。
用水路の脇で(撮影日:5/1)
家に帰って調べてみたら園芸種が流出したものや帰化植物だったということが多いのですが、絶滅危惧種だったなどということも。
5月に入って、いきなり両方の例に出会ってしまいました。(撮影日は5/1~2です)
まずはこちら。西向きの斜面に濃い紫の花を見つけました。
特徴的な花の形ですぐにオダマキだとわかりましたが、はて、これは?
前に見えるのはヤマユリの葉です。
日本の在来種としてのオダマキにはミヤマオダマキとヤマオダマキがあります。
ミヤマオダマキは深山という名のとおり、分布は高山帯や亜高山帯や北海道など緯度の高い地域になります。この辺に自生するとは考えられない。草丈も20cmくらいのはず。
ヤマオダマキは低山性で山の草原や林縁に生えて草丈も30~60cmぐらいらしいけれど、萼片(5枚の花びらに見える部分)は赤褐色、花びらは黄色のものが多く、距(花びらの後ろの角みたいな部分)も直立するらしい。
こうして見ると山野草のような趣ですが、やはり園芸種だと思われます。どうしてこの株が紛れ込んだのかはわかりませんが。
なお、ヤマオダマキは埼玉県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種です。
オダマキもニリンソウやトリカブトと同じキンポウゲ科の植物。葉の形も似ています。オダマキも毒草なので誤って食べないように。
笹薮の陰に白い花房を見つけました。つぼみだったので調べるの難しいかな、と思ったんですがわりと簡単に検索できました。
ギンランという日本の野生ランです。
何でつぼみだけで簡単に調べられたのかと言えば、紹介されていたほとんどの画像がつぼみだったから!
この花はあまり開かず、せいぜい半開程度が普通らしい。なんと、遠慮がちな(^^;
周りにいくつか株を見つけましたが、それもみんなちょっとだけ開いている感じでした。
ギンランは埼玉県では絶滅危惧II類です。里山の荒廃や乱獲が原因とのこと。
このランは家庭で育てるのは不可能なんだそうです。というのもギンランは「菌根菌」と呼ばれる菌類と共生しているから。林下等の特殊な土壌のみに生息している菌。その菌に強く依存しているので他の場所に移植しても育たないそうです。
だから、見つけても絶対にもって帰ろうとしないでね。
まあ、ギンランに限らず野草というのはその環境の中でそっと眺めて楽しむのが一番かな。
こちらは花も終わりのヤマブキソウ。長い実がちらほらと。
ついでに、まだ水を張っていない田んぼの方まで足を伸ばしてみました。用水路の草花をフォトチャンネルにまとめました。
用水路の脇で(撮影日:5/1)