クロネコの執事

黒猫一匹と茶虎二匹とのまったりネコライフ

博物館に初もうで

2019-01-05 15:14:35 | アート・文化

明けましておめでとうございます。 (ちょっと遅いか~)
皆様、いいお正月を迎えられましたでしょうか。
執事は近所の神社で二年参りに行きました。一日はのんびりおせちを食べて寝正月。
二日に東京国立博物館に長谷川等伯の松林図屏風に会いに行きました。
二年前はビビの看病でそれどころではなく、昨年はまだそんな気持ちになれなくてと三年ぶりなのですよ。

凛とした静けさの中にありました。




左翼です。
私が好きな半分です。
なぜか気がつくとこちら側寄りに立って観ています。
霞の奥に山が見えるから?それとも幹の途中が靄に隠れているから?自分でもよく分かりません(笑)

この絵は手習いというか習作だったのではないかとか、色々とこの絵について言われているようですが、それでもこの絵の神がかり的な静けさは揺らがないと思います。
もし習作であったなら完成した暁にはほどの作品になったことか、それはそれでワクワクがとまりません。



謎が謎を呼び、ますます人を惹きつけ続ける「松林図屏風」

私がこの松林図屏風のことを知ったのは
2000年の「NHKスペシャル しずかなる絵 ~国宝 松林図屏風~ 」
でした。
この絵に対峙して、とつとつと静かに語る五木寛之氏。
言葉を選びながらの優しい言葉と真摯な態度とほの暗い照明の中に浮き上がる松林図に目が離せませんでした。
当時は新潟にいたので、見たい!と思ってもおいそれとはいかず、悔しい思いをしました。
観たいというその願いが叶ったのは2008年の
「対決-巨匠たちの日本美術」
でした。
初日に一番に駆け込みました。(実際は6番くらいだったけと門から走った~)

ということで、今年もよろしくお願いします。