沖縄に行った執事の見習いから沖縄のアイスクリームが届きました。塩チンスコウ味や紫イモ味、シークワーサーシャーベットなど多彩なアイスクリームが入ってました。その発泡スチロールの入れ物に最初に目を付けたのが、奥様でした。
「ルンルン♪沖縄のアイスだ~。冷凍庫に仕舞わないと溶けちゃうなあ~」とせっせと片付けていたとき、こそこそ、もそもそと背後に忍び寄る影!
こそこそ、もそもそ・・・?
「わっ、奥様!なにやってんですか?」
「ん~、何かしらねぇ。私にもわからないのよ~」
「わからないって」
「このくらいの箱を見ると無性にはいってみたくなるの。・・・あら、お尻の位置がチョット違うわ~」
あっちを向いたり、こっちを向いたりともそもそと体の位置を入れ替えたりしています。そのうちにベストポジションを見つけたんでしょう。
「落ち着くわ~♪」
それを見ていたご主人様。羨ましそうです。箱の周りをうろうろと。
「ご主人様~、なにやってんですか」
「いやー、なんでもない。実になんでもない」
「なんでもないわけないでしょう。はは~ん、奥様がちんまり納まっているこの箱がきになるんでしょう」
「そ、そんなことはないぞ」
「でもだめですよ。ご主人様には小さすぎますから」
「ガーーーンッ!」
※ そんなことには頓着しない、ご主人様でした。