PCR検査体制は始めから崩壊していた
「クラスター潰し」は嘘だった?
専門家会議が4日、各国の人口10万人当たりのPCR検査数について、イタリアやドイツは3000件余り、アメリカやシンガポールは1700件余り、韓国はおよそ1200件、なのに対し日本はおよそ190件と、明らかに少ない状況にあると明らかにしました。
日本ではPCR検査について当初から『医療崩壊を防ぐため』と極めて消極的でした
感染症専門家としてテレビに登場する医療関係者だけでなく、報道番組のMCやコメンテーターは、『医療崩壊を防ぐためクラスター潰しで戦うことが重要だ」と主張していましたが、その間に無症状や軽症患者からと思われる感染経路不明なまま市中感染が広がり、また、診療にあたった医師や看護師が感染し、院内感染によるクラスターがあちこちで発生しました。
PCR検査に消極的だったのは、検査体制が整っていなかったため
PCR検査に消極的だったのは、医療崩壊を防ぐためでなく、検査の調整を行う保健所の業務過多、入院先を確保するための仕組みが十分機能しない地域もあったこと、検査を行う地方衛生研究所が限られた資源の中で通常の検査も並行して行う必要があること、マスクや防護具の圧倒的な不足、などにより、検査体制が整っていなかったためと明らかにしました。
安倍首相はじめ、新型コロナウイルス対応を担当する西村経済再生相や加藤厚労相は、「PCR検査体制は整っている」と国民に嘘をつきとおしていたのです。
マスクをはじめ防護具は先月上旬から不足していたので、最前線の医療従事者は丸腰で新型コロナウイルスと戦わざるをえなかったのです。
過去に書きましたが、日本医師会の横倉会長が先月14日会見を行い、医療機関での感染拡大を防ぐ防護服やマスクが不足している現状では、「医療崩壊が起きる可能性が強い」と訴えました。
「N95マスクやフルフェイスシールド不足のため、感染患者に対応できない施設が増えている。医療従事者が感染することで、医療崩壊が起きる可能性が強い」
日本医師会によると、医療機関で不足している防護具はN95マスクやフェイスシールドなどで、政府の支援のもと国内で製造する必要性があるということです。
日本看護協会は先月26日、マスクなど防護具不足が深刻で、十分な感染防止対策が取られていないと訴え、医療従事者への支援を呼び掛けています。
私は先月14日、次のように指摘しました。
首相としてやるべきことは、国民の命と健康を守ること、感染リスクが最も高い最前線で日夜戦っている医療従事者を守ることです。
そのためには、「官邸や危機管理室、専門家会合、厚生労働省などバラバラな指揮系統を一つにまとめ、首相が先頭に立って戦うこと」「検査と隔離を徹底して、無症状や軽症患者を隔離し再感染を防ぐこと」「医療従事者への防護服などの資材の配布を徹底して、彼らを守ること」であって、自宅でくつろぐことではないのです。と
「PCR検査と隔離を徹底して、無症状や軽症患者を隔離し再感染を防ぐこと」「医療従事者への防護服などの資材の配布を徹底して、彼らを守ること」を徹底していたら、医療崩壊が防げたかもしれません。
国内の新たな感染者は121人、感染者の累計は1万6086人
国内では5日、新たに121人の感染が確認され、国内の感染者は1万5374人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は1万6086人になりました。
また、新たに20人の死亡が確認され、死亡者は累計で569人になりました。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値ですから、無症状や軽症のためPCR検査を受けることができない「隠れ感染者」は少なくともこの数倍はいるものとみられます。
連休中ですので検査数が少なかったこともあるのかもしれません。
都内の新たな感染者は58人、感染者の累計は4712人
東京都で5日、新たに58人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
これで都内の感染者数の累計は4712人となりました。
都内の1日の感染者は3日連続で100人を下回りました。
小田原市立病院のクラスター拡大
小田原市立病院は5日、新たに看護師3人と患者1人の計4人の感染を確認したと発表しました。これで同病院の感染者は合わせて18人になりました。
かほく市二ツ屋病院のクラスター拡大
石川県は5日、県内最大のクラスターが発生している、かほく市二ツ屋病院の入院患者1人に新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。これで同病院関連のクラスターは59人となっています。
墨田区山田記念病院のクラスター拡大
東京都は5日、集団感染が起きている墨田区の「山田記念病院」の患者や医師など15人が感染していることが分かったと発表しました。
同病院では3日までに、患者29人と職員31人の感染が確認されていました。
世界の感染者358万4千人超え、死亡者は25万1千人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などのまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間の5日午前3時の時点で358万4174人人となり、358万4千人を超えました。
また、死亡者は25万1575人となり、25万1千人を超えました。
国別の感染者数は、アメリカが118万634人と最も多く、次いでスペインが21万8011人、イタリアが21万1938人、イギリスが19万1832人、フランスが16万9583人などとなっています。
国別の死亡者は、アメリカが6万8934人、イタリアが2万9079人、イギリスが2万8809人、スペインが2万5428人、フランスが2万5204人などとなっています。
「クラスター潰し」は嘘だった?
専門家会議が4日、各国の人口10万人当たりのPCR検査数について、イタリアやドイツは3000件余り、アメリカやシンガポールは1700件余り、韓国はおよそ1200件、なのに対し日本はおよそ190件と、明らかに少ない状況にあると明らかにしました。
日本ではPCR検査について当初から『医療崩壊を防ぐため』と極めて消極的でした
感染症専門家としてテレビに登場する医療関係者だけでなく、報道番組のMCやコメンテーターは、『医療崩壊を防ぐためクラスター潰しで戦うことが重要だ」と主張していましたが、その間に無症状や軽症患者からと思われる感染経路不明なまま市中感染が広がり、また、診療にあたった医師や看護師が感染し、院内感染によるクラスターがあちこちで発生しました。
PCR検査に消極的だったのは、検査体制が整っていなかったため
PCR検査に消極的だったのは、医療崩壊を防ぐためでなく、検査の調整を行う保健所の業務過多、入院先を確保するための仕組みが十分機能しない地域もあったこと、検査を行う地方衛生研究所が限られた資源の中で通常の検査も並行して行う必要があること、マスクや防護具の圧倒的な不足、などにより、検査体制が整っていなかったためと明らかにしました。
安倍首相はじめ、新型コロナウイルス対応を担当する西村経済再生相や加藤厚労相は、「PCR検査体制は整っている」と国民に嘘をつきとおしていたのです。
マスクをはじめ防護具は先月上旬から不足していたので、最前線の医療従事者は丸腰で新型コロナウイルスと戦わざるをえなかったのです。
過去に書きましたが、日本医師会の横倉会長が先月14日会見を行い、医療機関での感染拡大を防ぐ防護服やマスクが不足している現状では、「医療崩壊が起きる可能性が強い」と訴えました。
「N95マスクやフルフェイスシールド不足のため、感染患者に対応できない施設が増えている。医療従事者が感染することで、医療崩壊が起きる可能性が強い」
日本医師会によると、医療機関で不足している防護具はN95マスクやフェイスシールドなどで、政府の支援のもと国内で製造する必要性があるということです。
日本看護協会は先月26日、マスクなど防護具不足が深刻で、十分な感染防止対策が取られていないと訴え、医療従事者への支援を呼び掛けています。
私は先月14日、次のように指摘しました。
首相としてやるべきことは、国民の命と健康を守ること、感染リスクが最も高い最前線で日夜戦っている医療従事者を守ることです。
そのためには、「官邸や危機管理室、専門家会合、厚生労働省などバラバラな指揮系統を一つにまとめ、首相が先頭に立って戦うこと」「検査と隔離を徹底して、無症状や軽症患者を隔離し再感染を防ぐこと」「医療従事者への防護服などの資材の配布を徹底して、彼らを守ること」であって、自宅でくつろぐことではないのです。と
「PCR検査と隔離を徹底して、無症状や軽症患者を隔離し再感染を防ぐこと」「医療従事者への防護服などの資材の配布を徹底して、彼らを守ること」を徹底していたら、医療崩壊が防げたかもしれません。
国内の新たな感染者は121人、感染者の累計は1万6086人
国内では5日、新たに121人の感染が確認され、国内の感染者は1万5374人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は1万6086人になりました。
また、新たに20人の死亡が確認され、死亡者は累計で569人になりました。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値ですから、無症状や軽症のためPCR検査を受けることができない「隠れ感染者」は少なくともこの数倍はいるものとみられます。
連休中ですので検査数が少なかったこともあるのかもしれません。
都内の新たな感染者は58人、感染者の累計は4712人
東京都で5日、新たに58人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
これで都内の感染者数の累計は4712人となりました。
都内の1日の感染者は3日連続で100人を下回りました。
小田原市立病院のクラスター拡大
小田原市立病院は5日、新たに看護師3人と患者1人の計4人の感染を確認したと発表しました。これで同病院の感染者は合わせて18人になりました。
かほく市二ツ屋病院のクラスター拡大
石川県は5日、県内最大のクラスターが発生している、かほく市二ツ屋病院の入院患者1人に新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。これで同病院関連のクラスターは59人となっています。
墨田区山田記念病院のクラスター拡大
東京都は5日、集団感染が起きている墨田区の「山田記念病院」の患者や医師など15人が感染していることが分かったと発表しました。
同病院では3日までに、患者29人と職員31人の感染が確認されていました。
国内の感染者数
世界の感染者358万4千人超え、死亡者は25万1千人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などのまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間の5日午前3時の時点で358万4174人人となり、358万4千人を超えました。
また、死亡者は25万1575人となり、25万1千人を超えました。
国別の感染者数は、アメリカが118万634人と最も多く、次いでスペインが21万8011人、イタリアが21万1938人、イギリスが19万1832人、フランスが16万9583人などとなっています。
国別の死亡者は、アメリカが6万8934人、イタリアが2万9079人、イギリスが2万8809人、スペインが2万5428人、フランスが2万5204人などとなっています。
主な国・地域の感染者数