「言うは易く行うは難し」

政府は医療用マスクやガウンなどの医療防護具が不足している医療機関に直接届けているのか
先月24日、防護具の在庫が1週間分より少ない場合には、医療機関からの要請に応じ、都道府県を介さずに4月中に直接配布するとの表明しました。
はたして、医療機関に届けられているのでしょうか。
5月に入っても、ごみ袋で代用しているとか、100均のクリアファイルでフェイスシールドを手作りしているとか、大阪市では市民から寄せられた雨合羽をガウンの代用品として今月11日から市内の病院に配布しているとか、いまだに医療現場では医療防護具の不足が続いています。
医師や看護師が、防護服は間もなく届くはずと、感染リスクと闘いながら懸命に治療にあたっておられますが、政府のあの表明は嘘だったのでしょうか。
「言うは易く行うは難し」「噓つきは泥棒の始まり」
現状がどうなっているのか、説明責任を果たそうとしない安倍内閣を皆さんはどう思われますか。

【感染者の治療や検査に当たる医療機関に対し、防護具を政府が直接配布-政府発表の方針】
政府は先月24日、医療用マスクやガウンなどの医療防護具が現場で不足している実態を受け、感染者の治療や検査に当たる医療機関に対し、政府が優先的に防護具を提供する方針を明らかにしました。
4月に導入した防護具の在庫や消費量の見通しを医療機関から聞き取るシステムを活用し、在庫が1週間分より少ない場合には、医療機関からの要請に応じ、都道府県を介さずに直接配布するとのことです。
医療用の「サージカルマスク」を4月中に1500万枚追加配布するほか、医療用の高性能マスク150万枚、ガウン130万枚、フェースシールド190万枚を配布するとのことです。
医療関係者の感染が拡大する前に、医師会や最前線の病院が防護具の枯渇や不足を訴えているのに、なぜ実行に移さなかったのか、問われることになりそうです。（4月25日のブログ記事から）

国内の新たな感染者は25人、感染者の累計は1万7104人
国内では19日、新たに25人の感染が確認され、国内の感染者は1万6392人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は1万7104人になりました。
また、新たに5人の死亡が確認され、死亡者は累計で786人になりました。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値ですから、無症状や軽症のためPCR検査を受けることができない「隠れ感染者」は少なくともこの数倍はいるものとみられます。

都内の新たな感染者は5人、感染者の累計は5070人
東京都で19日、新たに5人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
これで都内の感染者数の累計は5070人となりました。
また、新たに3人の死亡が確認され、死亡者は累計で244人になりました。
都内の1日の感染者が、50人を下回ったのは14日連続に、20人を下回ったのは5日連続に、5人になるのは緊急事態宣言発令後では最も少なく、今月17日に続いて2回目です。

国内の感染者数

世界の感染者486万人超え、死亡者は32万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などのまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間の20日午前4時の時点で486万7515人となり、486万7千人を超えました。
また、死亡者は32万1459人となり、32万1千人を超えました。

国別の感染者数は、アメリカが151万9986人と最も多く、ロシア 29万9941人、ブラジル 26万2545人、イギリス 25万121人、スペイン 23万2037人、イタリア 22万6699人などとなっています。
国別の死亡者は、アメリカ 9万1179人、イギリス 3万5421人、イタリア 3万2169人、フランス 2万8025人、スペイン 2万7778人、ブラジル 1万7509人などとなっています。

主な国・地域の感染者数