Kurumatabiskyの 野に咲く花に魅せられて Part1

  



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感染拡大地域の保健所は調整機能崩壊の危機

2020年08月15日 | 新型コロナウイルス
国内の新たな感染者は1358人、感染者の累計は5万4673人
国内では14日、新たに1358人の感染が確認され、国内の感染者は5万3961人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は5万4673人になりました。
また、新たに確認された死亡者は9人で、死亡者の累計は1099人になりました。

都内の新たな感染者は389人、感染者の累計は17069人
東京都は14日、新たに389人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かったと発表しました。
1日の感染者が300人を超えたのは今月9日以来です。
このうち、20代かっと30代が226人で全体のおよそ58%を占めていますが、60代以上の感染者も増えてきています。
また、経路不明の感染者は242人で62%です。
これで都内の感染者の累計は17069人となりました。
なお、新たに確認された死亡者はなく、死亡者の累計は338人です。
都は、都内の感染状況は非常に厳しく最大限の警戒が必要だとして、ことしのお盆や夏休み期間は、都外への旅行や帰省、夜間の会食、遠くへの外出を控えるよう呼びかけていますが、注意喚起だけで感染拡大を止めることは不可能ですので、抜本的な対策を講じるべきかと思います。

これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値です。
リンクを追えない新たな感染者が5割を超えていますので、無症状や軽症のためPCR検査を受けていない「隠れ感染者」から感染したものとみられます。
「隠れ感染者」からの感染割合が上がることは、感染爆発の前触れです。
都内の接待を伴う夜の繁華街から市中へ、30代以下の若い世代から中高年齢者へ、家庭内感染から保育所や小学校へ、病院へ、介護施設へ、首都圏や大都市圏から全国津々浦々へと拡大の連鎖が止まりません。
若い世代は無症状や軽症のため、重症患者が少なく、現時点では、沖縄県を除き医療体制はさほどひっ迫していないようですが、病院や特別養護老人ホームでクラスターが発生するなど、重症化しやすい高齢者にじわじわ拡大し、重症患者と死亡者は日ごとに増えていますので、地域によっては医療崩壊の危機が近づいています。

患者と死亡者の動向

国内事例・空港検疫・チャーター便帰国者の合計

年齢別死亡率



家庭内感染が急増
家庭内感染が急増している背景には、無症状の「隠れ感染者」が家庭に持ち込み家族に感染させていること、病院や療養宿泊施設を希望しない感染者が自宅療養中に家族に感染させていること、新規感染者の増加により、病院や療養宿泊施設の調整にあたる保健所などの業務が繁忙のため調整が遅れて、やむなく自宅待機している感染者が家族に感染させていることなどによります。
こうした状況では、水面下で急増している市中の感染拡大に歯止めをかけることは不可能で、医療体制の崩壊の引き金になります。

新規感染者数の動向


国内の感染状況


世界の感染者2099万人超え、死亡者は76万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などのまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間15日午前3時の時点で2099万5929人となりました。
また、死亡者は76万889人となりました。

国別の感染者は、アメリカが526万9868人と最も多く、ブラジルが322万4876人、インドが246万1190人、ロシアが91万778人、南アフリカが57万2865人などとなっています。
また、国別の死亡者は、アメリカが16万7528人、ブラジルが10万5463人、メキシコが5万5293人、インドが4万8040人、イギリスが4万6791人などとなっています。

主な国・地域の感染状況