国内の新たな感染者は1034人、感染者の累計は6万1778人
国内では21日、新たに1034人の感染が確認され、国内の感染者は6万1066人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は6万1778人になりました。
また、新たに確認された死亡者は15人で、死亡者の累計は1188人になりました。
都内の新たな感染者は258人、感染者の累計は1万8865人
東京都では21日、新たに258人の感染が確認され、都内の感染者の累計は1万8865人となりました。。
このうち、20代と30代が137人で全体のおよそ53%を占めていますが、60代以上の感染者も増えてきています。
また、経路不明の感染者は159人で62%です。
なお、新たに確認された死亡者は2人で、死亡者の累計は350人になりました。
都は、都内の感染状況は非常に厳しく最大限の警戒が必要だとして、夏休み期間は都外への旅行や帰省、夜間の会食、遠くへの外出を控えるよう呼びかけていますが、注意喚起だけで感染拡大を止めることは不可能ですので、抜本的な対策を講じるべきかと思います。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値です。
リンクを追えない新たな感染者が5割を超えていますので、無症状や軽症のためPCR検査を受けていない「隠れ感染者」から感染したものとみられます。
「隠れ感染者」からの感染割合が上がることは、
感染爆発の前触れです。
都内の接待を伴う夜の繁華街から市中へ、30代以下の若い世代から中高年齢者へ、家庭内感染から保育所や小学校へ、病院へ、介護施設へ、首都圏や大都市圏から全国津々浦々へと拡大の連鎖が止まりません。
若い世代は無症状や軽症のため、重症患者が少なく、病院や特別養護老人ホームでクラスターが発生するなど、重症化しやすい高齢者にじわじわ拡大し、重症患者と死亡者は日ごとに増えています。
医療体制がぜい弱ななかで感染拡大が止まらない沖縄県、高齢者介護施設や病院でのクラスターが多数発生している大阪府では、重症患者が増加し医療体制がひっ迫しています。
患者と死亡者の動向
国内事例・空港検疫・チャーター便帰国者の合計
家庭内感染が急増
家庭内感染が急増している背景には、無症状の「隠れ感染者」が家庭に持ち込み家族に感染させていること、病院や療養宿泊施設を希望しない感染者が自宅療養中に家族に感染させていること、新規感染者の増加により、病院や療養宿泊施設の調整にあたる保健所などの業務が繁忙のため調整が遅れて、やむなく自宅待機している感染者が家族に感染させていることなどによります。
こうした状況では、水面下で急増している市中の感染拡大に歯止めをかけることは不可能で、医療体制の崩壊の引き金になります。
新規感染者数の動向
国内の感染状況
世界の感染者2277万人超え、死亡者は79万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などのまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間22日午前3時の時点で2277万3308人となりました。
また、死亡者は79万5196人となりました。
国別の感染者は、アメリカが559万5361人と最も多く、ブラジルが350万1975人、インドが290万5825人、ロシアが94万4671人、南アフリカが59万9940人などとなっています。
また、国別の死亡者は、アメリカが17万4647人、ブラジルが11万2304人、メキシコが5万9106人、インドが5万4849人、イギリスが4万1491人などとなっています。
主な国・地域の感染状況