クズラのブログ

日頃の農作業や社会活動、そして両親の介護などを綴ります(22年1月記)

「『占いサイト』と子どもたちの危険な関係」にびっくり!

2013-03-16 | その他
 『消費者情報』誌(財団法人関西消費者協会発行)No.439/2013.3月号に、篠原嘉一さん(NIT情報技術推進ネットワーク代表)による「『占いサイト』と子どもたちの危険な関係」が掲載されています。

「いとも簡単に個人情報が手に入る」の章
 小中高50校で調査した結果、ほとんどの生徒が占いサイトを利用していたということです。

 無料の占いサイトを運営する側では、マーケティングに利用できるメリットがあるそうです。占いはでは、生年月日にとどまらず質問された事柄の大半に答えてしまうため、いとも簡単に個人情報が入力されてしまいます。スマートフォンの普及で、24時間いつでも気軽に占えるため、頻繁にアクセスしてもらえ、マーケティングと広告収入、アクセスアップに欠かせない項目になっています。

「満たされない心と占いサイト」の章
 個人ブログの中には、ホームページに誘い込むために占いをさせているものもあるようです。利用者のブログ内容などに合わせた設定にすることで、占いが当たるのです。毎日、自分の行動をアップしているので、生活が見えているからです。不安を煽り、質問などのコメントを受け付け、心の中まで入り込んできます。

 親や先生に言えないことまで相談してしまい、相手の言うがままに写真や動画まで提供することになるそうです。提供された画像などは、出会い系サイトの投稿画像として転送されポイントとしてお金に換えることができます。

 子どもでも買える金額で、開運ブレスレットなどを占いながらいっしょに作るサイトがあったり、相談を電話で受け付けるサイトもあるようです。満たされない心からか“話したい”だけで電話している子どもが多いようです。

「『神待ち』という魔手」の章
 親に言えない悩みがあったり、親が聴いてくれない子どもにとって、心を癒してくれる相談相手になっていき、相手の言いなりになっていくそうです。春休みなどの時期に家出が増えることの一因にもなっているようです。

 「神待ち」という書き込みには要注意といいます。神?からの返信内容は「泊めてあげる代わりにエッチ付き」だそうです。

 親御さん、子どもと真剣に向き合ってください。